アゼルバイジャン西部 首都バクーからグルジアに向う途中、2つの街を訪れました。 シルヴァン・シャー王朝の最初の都が置かれたシャマフ シェキ・ハーンの宮殿があったシェキ 西に向かうほど緑が濃くなり、コーカサス山脈が見えて来ました。 2009年5月訪問 写真はコーカサス山脈 シャマフ バクーから車で3時間ほどのところに位置するシャマフ。 シルヴァン・シャー王朝が最初に都を置いた場所です。 金曜モスク
7つのドームの墓 シャマフの街の丘の上に、7つのドームの墓はあります。
左はドーム内の墓碑。一番右が初代王、真ん中が母、左が王の弟の墓碑だそうです。 石を彫ってから色を塗ったもので、メッカの方向を向いています。 お墓なのに、とても雰囲気の良い場所です。 戦争や地震があったといっても、 こんなところで眠れたら、安らかに眠れそうです。 シェキ
城門をくぐって旧市街に入ります。周囲に城壁が残っています。 緑が豊かな場所ですね。空気も、とても綺麗です。 アルバニア教会 ドームがかわいいアルバニア教会。馬が放牧されていました。 シェキ・ハーンの宮殿
謁見の間 シェキ・ハーンが謁見を行った部屋です。 壁に描かれているのはシェキで見られる植物や鳥 ステンドグラスは1m四方で1700〜2000ピースという細かさです。 壁の模様(左)と天井の装飾(右) かっては床に、この天井と同じ模様の絨毯が敷かれていたのだそうです。 書斎 勉強に気が散らないように装飾が控えめになっているのだそうです。天井も低くなっています。 王妃の間 壁面(左)と天井(右) 女性の部屋らしく、花が基調になっています。 セレモニーの間 セレモニーを行った部屋。ここも壁面装飾とステンドグラスが見事です。 セレモニーの間には戦争シーンが描かれています。 シェキ・ハーンがペルシャ軍と戦った時の様子だそうです。 絵柄はかわいいですが、両軍とも首取ってますね・・・。 王の間 王の間は天井からして豪華です。 相変わらず壁面の装飾もステンドグラスも豪華ですが、どこか東洋的な印象を受けます。 面白いのは、この部屋の装飾には不思議なシンボルが描かれていること 女性の顔をした獣が魚を踏んでいたり(左下)、不思議な動物達・・ ライオンに巻き付くドラゴン(右下中央)が描かれていたりします。 キャラバン・サライ シェキでもキャラバン・サライを利用したレストランで食事をすることとなりました。 バクーのキャラバン・サライもお洒落でしたが、ここもなかなか。 絨毯を敷いたり、階段に木製の手すりをつけるだけで、こんなに雰囲気が変わるんですね。 シェキの街からはコーカサス山脈が良く見えます。 この後、コーカサス山脈を見ながら、グルジアに入りました。 アジアとヨーロッパの境界と言われる山脈です。 移動日だと思っていたのにシャマフもシェキも素晴らしかった。 シャマフの7つのドームの墓の雰囲気も素晴らしかったし、 シェキの宮殿の見事さには驚きでした。 そして、次第に濃くなる緑と、コーカサス山脈に感動です。 コーカサスの遺跡に戻る 日本では参考資料を全く探せませんでした。 現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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