アンコール・ワット クメール王国のスールヤヴァルマン2世が建造したアンコール・ワット 12世紀前半、1130年から30年余りの年月をかけて造られました。 ヒンズー教寺院であると同時に、王の霊廟として計画されたものと言われています。 2002年1月、2006年12月訪問 写真はアンコール・ワット全景
第一回廊 第一回廊はレリーフで有名です。 西面は古代インドの叙事詩マハーバラタとラーマーヤナのレリーフ。 ハヌマーンとラーマ王子(左下)と、対する20本の腕と10の頭を持つ魔王ラーヴァナ(右下) 南面西側はスールヤヴァルマン2世の行軍、南面東側は天国と地獄のレリーフ。 座っているのがスールヤヴァルマン2世。かっては金箔が貼られていたともいいます。 左下は王の行軍風景。右下は天国と地獄の閻魔大王。18の手に剣を持ち水牛に乗っています。 東面南側は乳海撹拌 不死の霊液アムリタを得るため、神々とアスラが大蛇で綱引きをして海中をかき回します。 幾つもの頭を持つ蛇を引く神々。上では天女が踊ります。
第一回廊は外に出ることもできます。ちょっと覗いてみると面白いです。 左下は第一回廊から参道部分を見たところ。獅子のお尻がかわいい(笑)。 右下は第一回廊の装飾レリーフとデバター。後ろは連子状窓。 第一回廊の天井には花紋状のレリーフが彫られています(左下)。ところどころ彩色も残っています(右下)。 第一回廊のデバターたち。みなさん、美しいです。 十字回廊
第二回廊
わたし好みの美しいデバター。 第三回廊
第三回廊から見た中央祠堂です。 素晴らしいレリーフをまじかで見ることができます。 また、第三回廊内のデバターは特に美しいものが多い気がします。 何よりも、その眺めは素晴らしい。 夕暮れに訪れると、ジャングルに沈む太陽や夕日に映える建物を見ることができます。 左下は第三回廊から見下ろす西参道。うっすら西塔門も見えます。 多くの人達が太陽の沈むのを見ていました(右下)。 日没に合わせて観光プランを立てるのがいいと思いますが 夜明けのアンコール・ワットも見逃せません。 最後に夜明けのアンコール・ワット 観光しやすい年末年始のころは太陽が昇る位置が建物から少し遠いですが 早起きしても見る価値がある幻想的な美しさです。 納得の世界遺産アンコール・ワット 2002年に比べると凄い観光客が増えているみたいですが 世界遺産の中でもトップクラスの美しさなのは間違いないと思います。 カンボジアの遺跡に戻る 東南アジアの遺跡に戻る 参考文献 アンコール 遺跡を訪ねる旅 日本語版(ARCHIPELAGO PRESS ディエリー・ゼフィー箸) 基本的に現地ガイドさんの説明に基づいてまとめています。 |
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