聖ヤコブ大聖堂とシベニク旧市街 アドリア海に面する小さな町 石だけで造られた聖ヤコブ大聖堂は世界遺産 美しい大聖堂と旧市街を紹介 2019年10月訪問 写真は港から見た聖ヤコブ大聖堂のドーム ![]()
聖ヤコブ大聖堂 ![]()
ライオン ロマネスク様式の聖ロブロ大聖堂と比べると随分と写実的
ライオンのドア上部 ![]() ライオンのドア上部にはたくさんの「頭」があります。 ![]() よく見ると他にもたくさんの「頭」。顔が全部違います。老若男女全部で71。 彼らは大聖堂が建てられた当時の町の有力者達ではないかと言われています。
これらの顔はユライ・ダルマティナッツの作。 クロアチアにあるルネッサンス様式のポートレートの傑作とされています。 町の中心広場に面して飾られていることからすると、有力者の顕彰という意味もあったのかも・・・。
正面入口 キリストと12使徒のレリーフ ![]() 大聖堂内部 大聖堂内部に入ると身廊が両側に側廊を持つ構造。 側廊の天井はゴシック様式の交差ヴォールド ![]() 側廊部分が補修工事中で見学できませんでしたが、側廊部分は2階があるように見えます。 内陣 ![]() 内陣までの身廊にはゴシック様式のアーチが続きますが、 内陣手前で見上げると8角形のドーム。そして、後ろを振り返ると美しいバラ窓。 ゴシック様式とルネッサンス様式が見事に融合しています。
なんとも荘厳な印象。石造りならではのものでしょうか。 ![]() 手すりもベンチも全て石で出来ています。 内陣に置かれた主祭壇は大聖堂完成後の1640年にバロック様式で造られたもの。
大聖堂の南東部、主祭壇に向かって右手の階段を下りると、 聖ヤコブ大聖堂の最大の見どころがあります。 洗礼室
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![]() 美しい天使たち
彫りはかなり深く、見る場所によって表情が変わります。
言葉にならないほど美しい。文句なしの傑作です。 シベニク旧市街 大聖堂の北側に面するレプブリカ広場 ![]() 美しい建物は旧市庁舎。ルネッサンス様式の建物で連なるアーチが美しい。 でも実は、中世には中央の柱に罪人が縛られ晒されたのだそうです。 時間がなくて行けなかったけど、この広場から町を一望できる聖ミカエル要塞に行けるそうです。
旧市街は石畳の道に石造りの建物。 現地ガイドさんが建物の下の方を見て、と声をかけました。何だと思います?2つあります。
猫用の水飲み場(左)と犬用の水飲み場(右)だそうです。 犬と猫で分かれているそうですが、犬と猫が分かってくれると良いですね。 旧市街の細い道は魅力的
シベニクの男性特有のオレンジ色の帽子。一度落とすと二度と被らないのだそうです。 奥さんが亡くなると裏返して黒くするんだけど、町からでると元に戻してナンパするんですって。 シベニクの旧市街はバスターミナルから聖ヤコブ大聖堂まで坂を上っていく形で広がっています。 バスターミナル近くの聖フランシスコ教会 ![]() 小さな町ですが聖ヤコブ教会は素晴らしかった。 何より洗礼室の美しさに感動 要塞に行けなかったのは残念だけど、 大聖堂の洗礼室だけのために訪れても良いと思います。 クロアチアの遺跡に戻る イタリアと周辺の遺跡に戻る ![]() 参考文献 聖ヤコブ大聖堂パンフレット日本語版 21世紀世界遺産の旅 小学館 るるぶ クロアチア・スロヴェニア 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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