古都トロギール アドリア海東岸の小さな町 人々が造った人口の島には 中世の雰囲気が色濃く残っていました。 2019年10月訪問 水路から見た聖ロブロ大聖堂
人々が町を本土から切り離すために造った水路には多くの船が浮かび バスターミナル近くにある石造りの橋が本土とトロギールを繋いでいました。 橋を渡ると町の入口北門。赤い屋根の聖ロブロ大聖堂が見えます。 北門には町の守護聖人が置かれているはずなのですが見当たりません。 台座はあるんですが・・・修復中かな。 聖ロブロ大聖堂は細い路地を進むとすぐです。 聖ロブロ大聖堂
美しいラドヴァンの門 アーチ部分にはイエスの生涯。一番高い外側中央に磔刑のシーン。 左側には最後の晩餐らしき場面。内側の一番下は受胎告知の大天使ガブリエル(左)とマリア(右) ベツレヘムの星の下の聖母マリアと幼子イエス。その下には体を清められる幼子イエス。 右には東方の3博士。左にはイエスの誕生を祝すため駆けつける羊飼い。
少し角度を変えてアダムとイブを撮ってみました。彫りの深さが分かるかと思います。
素晴らしい門に見とれてしまいますが、きりがないので中に進みます。 大聖堂内部
13世紀の説教壇
説教台の裏手に美しい部屋が見えます 聖イヴァン礼拝堂
大聖堂をラドヴァンの門から出ると奥にも美しいレリーフがあるのに気が付きました。 イエスに洗礼を行う聖ヨハネのようです。 レリーフの下の入口が開いていたので入ってみたら洗礼室のようです。 天使のレリーフが美しい。 大聖堂を出ると素敵な広場です。 イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場 大聖堂が面する広場は舌を噛みそうな名前ですが 市庁舎と時計台が建っていて素晴らしい雰囲気。
広場はカフェになっていて一休みに最適 中世の雰囲気に浸れる素晴らしい空間です。
ロッジアにあったレリーフ。 現地ガイドさんは裁判が行われたので正義の女神が彫られていると言ってました。
広場の周辺には趣のある中世の建物が実に多いです。
細い石畳の路地が何とも言えない風情。 ロッジアの横の道を進むと海の門(南門)に出ます。
かって日没となると海の門は閉じられ、住民でも中に入れなかったそうです。 ここからの城壁の眺めは見事でした。 トロギールは本土とチオヴォ島の間に位置します。 チオヴォ島の上に月が上りました。 宵闇が増してくる中、町を離れます。 中世の雰囲気にどっぷり浸れました。 ツアーで駆け足の観光だったので要塞にまでは行けなかったけど それでも満足できる素晴らしい町です。 スプリットに近いのでスプリット拠点にゆっくり訪れたら素晴らしいんじゃないかな。 クロアチアの遺跡に戻る イタリアと周辺の遺跡に戻る 参考文献 21世紀世界遺産の旅 小学館 るるぶ クロアチア・スロヴェニア 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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