カヘティ地方
グルジア東部のワインの産地・カヘティ地方
実はグルジアはワイン発祥の地。
コーカサス山脈も見事です。
2009年5月訪問

写真はコーカサス山脈


カヘティ地方はグルジア東部、アゼルバイジャン国境に近いところに位置します。グルジアはワイン発祥の地と言われますが、グルジアの中でもカヘティ地方はワインの産地として有名。
私たちのツアーはグルジアに陸路アゼルバイジャンから入り、カヘティ地方を通ってトビリシを目指しました。

実はコーカサス三国のうちアゼルバイジャンとアルメニアは国境紛争を抱えており、両国間を陸路で移動することは困難です。
しかし、アゼルバイジャンとグルジア、グルジアとアルメニアの間は外交問題を抱えていないため陸路の移動も問題なし。そこで、コーカサス三国を巡るツアーではグルジアを通って他の2国に移動するというのが一般的となっています。

アゼルバイジャン西部の街シェキを出てから、国境を越え、まずはグルジアのカヘティ地方の中心地テラヴィを目指します。
国境は何の問題もなく通過。

シェキを出てからしばらくは美しいコーカサス山脈を眺めながらの移動となります。
幸いお天気に恵まれて美しいコーカサス山脈を堪能することができました。

空気が綺麗で、実にのどかな素敵な風景。

グルジアに入ると、なんとなく緑が濃くなった気がします。

アゼルバイジャン西部の街シェキを午前中に出て、国境を越えたグルジアの民家で昼食となりました。
これが実においしかった。テーブルにはもちろんグルジアワイン。
   

また観光が盛んでないのでレストランではなく民家での昼食となったんですが
凄いおもてなし。
この民家、自家製蜂蜜を売ってまして、これが実に絶品でした。


昼食を食べてから少し車で移動してワイナリーに到着
キンズマラウリ社ワイナリーと言って、有名なワイナリーなんだそうです。

ワイナリー入口
 
 ワインの貯蔵庫


ここは16世紀の要塞の跡地をワイナリーとしたもの。
時代を感じさせる建物が残ってました。



ワイナリーでは3種類のワインとグルジアのブランディーをテイスティングしました。
良くわからないけど、おいしかったです。
ワイン発祥の地だけあって、説明にも熱が入ってたし、たくさんの賞状が飾られていました。

     


ワインを飲んでいい気持になって再び移動。
美しい景色の中、綺麗な建物が見えました。
グルジア正教会のグレミ修道院です。今も現役の修道院ということでした。




テラヴィの街には外国人が泊まれるようなホテルはないとのことで
民家というかゲストハウスに泊まりました。
お風呂とトイレが共同なこと以外は、お部屋も綺麗でとっても快適。
何より料理がおいしかった。グルジア料理は日本人に合います。
   



翌朝、テラヴィのバザールを見学しました。
色々なものが売ってます。みなさん、気さくで写真を撮らせてくれました。


野菜にお肉にチーズ・・・

チーズ、おっきい。
   


なんとにわとりも生きたまま売られてました。
ここのおばさんたち、凄い気さくな人たちでした。
   


テラヴィの街を離れてしばらくして、いきなりバスが止まったと思ったら・・・
羊さんの群れに遭遇



これでは車は走れません。
凄い数です。
いったい何匹いるんだろう・・・。
   


最後尾はお馬さんと犬たちでした。牧羊犬?



この雰囲気、何と言ったらいいんでしょう。
コーカサスがアジアなのかヨーロッパなのかは不明ながら
ヨーロッパの田舎?ロシアの田舎?
そんなイメージ。


トビリシに向かう途中、ベリスチヘ村というところに立ち寄りました。
ここも、のどかです。
立ち寄った理由は、この村の農家ワイナリーを見学するため。

 
 


農家といっても、実に300年の歴史を誇るワイナリーなんだそうです。
ここではワインは床下に貯蔵されています。
   


おじさんが伝統的な飲み方を披露してくれました。


だいぶこぼれてる気がする・・・

ここのワインは濃厚な味でした。


この後、2時間ほどでトビリシに着きました。
こういうのどかな旅もたまにはいいなあ。


グルジアの遺跡に戻る

コーカサスの遺跡に戻る




現地ガイドさんの説明を元にまとめています。