ムツヘタ グルジアの古都ムツヘタ 紀元前4世紀からの歴史をもつ、グルジアの信仰の中心です。 グルジアは世界で2番目にキリスト教を国教にした歴史を持ちます。 2009年5月訪問 写真はスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂
ジュワリ寺院
正面から見たジュワリ教会(左)と、教会から見下ろすムツヘタの街(右)。 教会は石造りの素朴な建物です。 山の上にあったことから、異教徒の破壊を免れたとも言われているそうです。 現地ガイドさんによると川に抜ける秘密のトンネルもあるのだとか。 教会入口。 天使が十字を支えています。 時代を感じる古いレリーフです。 教会内部は素朴な造りで、2つの十字架が目を引きます。 教会内部の十字架はキリストに関連する様々なレリーフが彫られていました。 十字架の中央には十字架にかけられたキリストが彫られています。 非常に大雑把な言い方をすればグルジア正教会はギリシャ正教・東方正教会の系列に入ります。 十字架の後ろにはいくつもイコンが置かれていました。 グルジア正教では神へのとりなしを聖母マリアや聖人にお願いするのだそうです。 多くのイコンが置かれていました。美しい。 真ん中は竜を倒す聖ジョージ。グルジアの英語表記はGeorgia。グルジアの守護聖人です。 スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂 ムツヘタ市内のスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂。 グルジア正教の総主教座が置かれる聖堂です。 いわばグルジア正教大本山ですね。
ジュワリ教会から見たムツヘタの街(左)と、街中にあるスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂(右) 外壁に囲まれたスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂が見えます。 山を下りてムツヘタ市内のスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂へ。 大聖堂は城壁のような高い壁で周囲を囲まれています。 鐘楼も立派です。かっての宮殿の跡が少しだけ残っています。 大聖堂の入口には聖母子のフレスコ画がありました。 聖母子像
内部の写真撮影が禁止なので大聖堂の外側を撮って廻りました。 中央のドームの高さは40m。 外壁は多くのアーチで飾られており、これがこの大聖堂の特徴なのだそうです。 外壁のレリーフ。 キリストと12人の弟子を表しているのだそうです。 一番左下がユダ。ユダだけ模様がありません。 かっては大聖堂の外壁を多くのレリーフが飾っていたようですが、今は僅かに残るだけ。 グルジアの守護聖人竜を倒す聖ジョージのレリーフが残っていました(右下)。 大聖堂の由来を示す木彫りのレリーフもありました。柱を天使が浮かせています。 大聖堂からは山の上のジュワリ寺院がよく見えます(左)。 大聖堂で見かけたグルジア正教の司祭様(右)。 今は小さな街ですが、歴史の重みというか、なんともいえない風情があります。 訪れた時、大聖堂ではミサが行われていて多くの人々が集まっていました。 男性が白、女性が青い服を着た聖歌隊も素敵でした。 お天気が悪かったのが、ちょっと残念。 グルジアの遺跡に戻る コーカサスの遺跡に戻る 参考文献 ユネスコ世界遺産3(講談社) 21世紀世界遺産の旅(小学館) 世界遺産を旅する10(近畿日本ツーリスト) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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