ファテープル・シークリー アグラ郊外のファテープル・シークリー わずか14年間都だった場所 アクバル大帝の遊び心で満ちている気がします。 2005年12月訪問 池から眺めた宮殿区域
宮殿区域の建物は全て赤い色。 これは赤砂岩によって造られているからだそうです。 まずは4つのドーム屋根が載る建物から観光。 ディワーニ・ハース(特別謁見の間)というのだそうです。
ディワーニ・ハースのすぐ隣の建物 ファテープル・シークリーの見どころの一つは美しい石彫りです。 赤砂岩で出来ている建物は、どれも美しい彫りで飾られています。透かし彫りの技術も凄い。 ファテープル・シークリーで最も変わった形の建物はこの五層の建物でしょう。 宮殿区域に入った時から気になっていた建物です。 パンチ・マハルというのだそうです。
違う角度から見たパンチ・マハル 上の層で月見をしたとも言われています。いい気持だったでしょうねえ。 池から見たパンチ・マハルとディワーニ・ハース(特別謁見の間) 池の中にも踊り場のようなものが設けられていて透かし彫り等の繊細な装飾が綺麗 ちょっと違う方向から撮ってみました。 こちらはパンチ・マハル側から池方向を撮ったもの ファテープル・シークリーは宮殿にしては小さめの多くの建造物で構成されています。 パンチ・マハルから池を挟んで南側の建物に皇帝の寝所があります(左下)。 ここも面白い。夏は床に水を引いて、その上にベッドを置いたのだそうです。 涼しさの追求がここにも見られます。アクバル大帝は絶対暑がりですよね。 右下は台所のレリーフ。耳飾りのレリーフです。
透かし彫りの窓、バルコニー。実に美しい。 美しいレリーフ。元々は上に漆喰を塗っていたそうです。 美しい建物が幾つも幾つも並んでいます。 今は赤砂岩の建物が残るだけですが、 絨毯や布で飾られていた時はどんな美しさだったんでしょう。 豪華な家具なども置かれていたんでしょうね。 他にも広い回廊で囲まれた一般謁見室や厩舎なども残っていました。 この遺跡、私は大好きです。 いつか機会があったらモスク区域も行ってみたい。 南アジアの遺跡に戻る 参考文献 ユネスコ世界遺産D(講談社) 世界遺産を旅する8(近畿日本ツーリスト) 21世紀世界遺産の旅(小学館) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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