ジャンタル・マンタル ラージャスタンの州都ジャイプル ピンクシティと呼ばれうるこの街には今もマハラジャが住んでいます。 マハラジャの造った天体観測所ジャンタル・マンタルは世界遺産に登録されました。 2005年12月訪問 写真はジャンタル・マンタル
ジャンタル・マンタルには天界観測のための機器が数多くあります。 これは最も巨大なサムラート・ヤントラ。 巨大な日時計で2秒単位で観測できるそうです。 肉眼で天体を観測していた時代、巨大なほど精巧に観測できると考えられたんですね。
手前にある黄色くて階段の付いているのはラーシ・ヴァラヤ・ヤントラ 12星座を観測する物で全部で12あります。 右手に地面に半球状の孔のようなものが2つありますが、これはジャイ・プラカーシュ・ヤントラ 中央奥にある細い壁が円形に並べられている2つはラーム・ヤントラ 下の写真で左の赤い三角形で階段があるのがラグ・サムラート・ヤントラ その右の黄色い壁に赤い円形のものがついているのがナリ・ヴァラヤ・ヤントラ 他にも色々あるのですが、正直、名前を言われてもよく分かりません。 多くのインド人が来ていましたが彼らも野外美術展か遊園地に行くような感覚なんじゃないかな。 子供たちが結構多かったです。 下の写真の左端に赤い柱に円形のものが付いているのは子午線の通過時間を観測するもの 黄色い細長い壁が並んでいるのは太陽と月などの高度と方位を観測するもの 12星座を観測するラーシ・ヴァラヤ・ヤントラのうち魚座を観測するもの どうせだから自分の星座のものを写してみました。 インドの人たちは今でも非常に星占いを重視しています。 結婚とか人生の重大事には星占いを参考にするのだとか。 天文学が盛んになったのも星占いとの関係が大きいようです。 12星座それぞれに専門の観測機器を造ったというのも精巧な占いをするため。 これは「巨大な日時計」ということが理解しやすい構造 20秒単位での観測が可能 地面に半球状に彫られていて、中がいくつもの壁で仕切られています。 この中に入って観測をするのだそうですが、正直、どういう仕組みになっているのかさっぱり・・・ 細い線が描かれているので、それで計測するんでしょうけれど・・・。 ジャンタル・マンタルはシティ・パレスに隣接していて近くには風の宮殿もあります。 シティ・パレス 現在もマハラジャが暮らすシティ・パレス ジャイプル市内の中心部にあります。
テキスタイル館となっているムバーラク・マハル 19世紀にイギリスの建築家サミュエル・ジェイコブが設計したもので かっては賓客の宿泊施設だったということです。 マハラジャ達の豪華絢爛な衣装は実に見ごたえがあります。 凄い面白かったけど、凄い混んでました。 こちらは謁見の間 ここの見どころは大きな銀の壺。世界一大きな銀の壺だそうです。 マハラジャがイギリスに行った時に毎日沐浴できるように ガンジス河の水を入れてイギリスまで持って行ったんだとか。 大理石の象と衛兵さん。 風の宮殿 ピンクシティとも呼ばれるジャイプルを代表する建物が、この風の宮殿でしょう。
美しいピンク色の建物が並ぶジャイプルですが ピンク色にしたのはイギリスの王子を迎えるためだったそうです。 水の宮殿 ジャイプルから郊外のアンベール城に行く途中に水の宮殿があります。 湖に浮かぶ小さな宮殿 かっての王の夏の離宮なのだそうです。 ジャイプルは実に見どころが多い。 郊外のアンベール城とともにゆっくり見て回りたい街です。 南アジアの遺跡に戻る 参考文献 地球の歩き方インド(ダイヤモンド社) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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