サンチー デカン高原北部、ボパールの北約50キロ インド最古の仏教遺跡サンチーがあります。 ストゥーパと鳥居に似たトラナ(塔門)で有名。 2001年5月、2006年1月訪問 写真は第1ストゥーパとトラナ(北) ![]()
現在、サンチーでは3つのストゥーパと僧院跡等を見ることができます。 最初にサンチーを訪れた2001年の写真。荒れ果てた地という印象を受けました。 ![]() 入口を入ると2つのストゥーパが見えます。 左が第3ストゥーパ。右奥が第1ストゥーパ。 第1ストゥーパ 2006年1月の第1ストゥーパ。 随分と整備されていました。ストゥーパも修理中。 ![]()
第1ストゥーパの本来の正門である南側から撮ったもの。 ![]() 鳥居のようなトラナにはアショカ王のライオンが彫られています。 最も保存状態の良い北側のトラナ ![]()
四方のトラナを撮ってみました。
東側のアップ 上から二段目はお釈迦様の出城の場面。 三段目はアショカ王のブッダガヤ巡行の場面。中央に菩提樹。 ![]()
南側のトラナからストゥーパを廻る回廊に入ると上に登ることができます。 ![]() 回廊を登るとトラナの横梁を裏から間近に見ることができます。 北側のトラナを後ろから撮ってみました。 ![]() 北側のアップ 真ん中の梁に彫られているのは降魔退散 右側に悪魔の軍団が、左側にお釈迦様が菩提樹で表されています。 ![]() 北側のトラナはレリーフが細かく本当に綺麗。
トラナはそれぞれ美しく、見飽きません。
柱部分もレリーフがびっしりと彫り込まれていて見事です。
ストゥーパの周囲を囲む欄楯でもレリーフがポイント的に使われていました。 左下は柱頭をライオン像で飾るアショカ王柱・・かと思ったら、上にいるのはライオンではなく象です。 実はアショカ柱はライオンだけでなく象や馬などが置かれたものもあったのだそうです。 象の上にはお釈迦様の教えの象徴である法輪が描かれています。
アショカ王の石柱 第1ストゥーパの近くに屋根で保護された柱がありました。 アショカ王が建てた石柱です。 ![]() 第3ストゥーパ ![]()
石造寺院 ![]()
僧院跡 ![]()
次は第2ストゥーパを見学です。 僧院跡を抜けて第2ストゥーパを見学するために坂道を降りて行きます。
第2ストゥーパ ![]()
サンチーは僻地にあり、観光は大変です。 しかし、歴史的な意味も大きな遺跡ですし、レリーフの美しさは際立ってます。 アジャンタ・エローラより感動したという人もいました。 南アジアの遺跡に戻る ![]() 参考文献 ユネスコ世界遺産⑤(講談社) 世界遺産を旅する8(近畿日本ツーリスト) 現地ガイドさんの説明に基づいてまとめています。 |
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