ペルセポリス アケメネス朝ペルシャの宮殿址ペルセポリス アレクサンダー大王が火を放ち焼け落ちた宮殿址 アケメネス朝ペルシャの栄華を物語る遺跡です。 2004年1月訪問
近くの王墓から見下ろしたペルセポリス。 屋根で保護されているのがアパダナ(謁見の間)。左後方にダリウスの宮殿。 アパダナの手前の門がいくつも残っているのが百柱の間。
クセルクセス門 遺跡のゲートを入ると小高い丘の上に巨大な柱が見えてきます。 丘のように見えるのはペルセポリスの大基壇。500m×300mの広さです。 そこに行くには大階段(遺跡)を登らないといけません。 この大階段は馬のまま登るために一段一段が低く造られています。 そして、階段を登りきるとクセルクセス門が現われます。
クセルクセス門を抜けると、左のような怪獣というか、グリフィン?がいくつも置かれています。
上のグリフィンとともに、というか、ペルセポリスで最も多く見かけるのが牡牛。
百柱の間 百柱の間という巨大な空間の入口を飾っているレリーフ。
アパダナ(謁見の間) 百柱の間を抜けると、いよいよペルセポリスで最も巨大なアパダナ(謁見の間)です。
獅子と牡牛のレリーフの中で、比較的上手く撮れたかな、というのがこれ。
アパダナ階段の中央。向かい合うのは兵士でしょうか。 階段上部にはゾロアスター教のシンボルが彫られています。
使節団の間に描かれている糸杉も彫りは細かく、実に繊細。 羊も、その体毛まで細かく彫られていて羊毛の感じが出ています。 髪型や帽子の違いも興味深い。
ダリウスの宮殿(タチャル)
左下の大王が戦っているのは牡牛です。 右下の有翼の怪獣と戦う大王はとても保存状態が良く見事です。
宝物庫とアルタクセルクセス王墓
考古学博物館 ペルセポリスからの出土品はテヘランにある考古学博物館の目玉となっています。 百柱の間にあった双頭の牡牛の柱頭。 遺跡の牡牛は角が欠けていましたが、やはり角があると雄々しいですね。 磨かれて黒く光り、かっての重厚な姿を取り戻しています。 アパダナ(謁見の間)にあったダリウス1世の謁見図。 文字通りダリウス1世が謁見するところを描いたものです。 玉座に座る大王(左)と敬意を示す朝貢使(右) 謎の都ペルセポリスは古代ペルシャの栄華を語ってくれます。 ローマ遺跡とは異なるオリエントの魅力に満ちています。 一度は訪れたい遺跡です。 西アジアの遺跡に戻る 参考文献 世界遺産を旅する10(近畿日本ツーリスト) イスラムの誘惑(新潮社) 沈黙の古代遺跡 エジプト・オリエント文明の謎(講談社+α文庫) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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