アルベロベッロ 灰色の円錐形の屋根に白い壁 トゥルッリと呼ばれる可愛らしい建物 おとぎの国か妖精の村か 2017年8月訪問
しかし、実はモルタルを使わないトゥルッリは「すぐに壊せる」ための建物。 領主が国王に税金を払わないためのものでした。 町の中心ポポロ広場にトゥルッリの歴史を語る建物があります。 ポポロ広場
アルベロベッロの見どころはアイア・ピッコラ地区とモンテ地区なのですが 他にも見るべきものがあります。 サンティメデチ教会 ポポロ広場近くの教会。町の守護聖人を祀っています。 この教会の裏手にアルベロベッロ唯一の2階建てのトゥルッリがあります。 トゥルッロ・ソヴラーノ
2階建てのトゥルッリを見学した後はモンテ地区へ モンテ地区 向かいの高台から見たモンテ地区
きのこみたいなトゥルッリ 商業地区だからでしょうか。トゥルッリを飾る緑や花が美しい。 手入れの良いトゥルッリが多く、丸屋根の先端のピナクルも可愛い。 トゥルッロ・シアメーセ 2つのドームがくっついた変わった形の建物 この建物、兄弟が同じ女性を好きになり、弟がその女性と結婚したんだけど 兄が俺の家だからって出ていかなくて一緒に暮らしたから変な形なんですって。 お土産屋さんの中には屋上に登れるお店もあって見晴らしが楽しめます。 モンテ地区のトゥルッリは屋根に模様が描かれたものが多い。 模様は太陽や月・十字といったシンボル。魔除けや住民に吉兆をもたらすもの マリアおばさんのお土産屋さん。色々なシンボルが描かれています。 聖アントニオ教会 坂の上にあるトゥルッリのある教会。1926年建立。隣は修道院 散策が楽しい。おとぎ話の世界に行ったみたい。 アイア・ピッコラ地区
朝に訪れたこともあるのかもしれませんが、静か。 人々が暮らす軒先を観光してよいのかな、と思いつつ歩きました。
隣の家との境が良く分からない。 トゥルッリの家だと庭がないので、ご近所さん共同の庭を造ってるのだそうです。 向こうに見えるのはモンテ地区 世の中には、こんな可愛い場所もあるんですね。 外国人だけでなくイタリア人にも大人気。 ご高齢のご夫婦が手をつないで歩いていたりすると絵になります。 イタリア周辺の遺跡に戻る 参考文献 ナポリと南イタリアを歩く 小森谷賢二・小森谷慶子著 とんぼの本 新潮社 南イタリアへ!地中海都市と文化の旅 陣内秀信著 講談社現代新書 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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