アマルフィ 世界で最も美しい海岸線と言われるアマルフィ海岸 その中央部に位置するアマルフィの町 単なるリゾート地ではない歴史ある町です。 2017年8月訪問 写真は海から見たアマルフィの町
海岸線近くまで山が迫るアマルフィ。海水浴場の背後に見えるのは大聖堂の鐘楼 右手の山の中腹に見えるのは元修道院で、その後墓地とされたもの。 港に面したフラヴィオ・ジョイア広場
港に面した道沿いに注目すべき2つのタイル画があります。 こちらは東側、市庁舎そばのタイル画
もう一つのタイル画はフラヴィオ・ジョイア像近くの「海の門」の横にあるタイル画 海の門はアーケード状の小さな門ですが、その横のタイル画は かってのアマルフィが地中海沿岸を股にかけていたことを描いています。
聖アンドレア大聖堂(ドゥオーモ)
黄金に輝く大聖堂の正面にはキリストと12使徒
豪華絢爛な主祭壇は18世紀の改修
エルサレムから寄贈された真珠貝製の十字架。細かい細工。どうやって作ったのでしょう・・・。 大聖堂の柱廊玄関から天国の回廊に行くことができます。 天国の回廊
大聖堂の説教壇を飾っていたモザイク。13世紀のもの。 モザイクも見事ですが、ところどころに残るフレスコ画が印象的でした。
こちらは比較的保存状態が良い。14世紀、ジョット派によるものだそうです
ジョット派はイタリア・ルネッサンスの先駆けと言われています。 人間らしい感情表現が特徴と言うことですが、確かに聖母は悲しみの余り崩れ落ちそうです。
なんとも美しい聖アンドレア・・・。ジョット派より後の時代のものだと思いますが聞きそびれました。 天国の回廊から十字架上のキリストの聖堂に続きます。 十字架上のキリストの聖堂
なんとも不思議な画風。 この聖堂は今では博物館として利用されています。
豪華かつ繊細な細工の聖器物
上のフレスコ画の聖母子の横にある階段を下りると地下聖堂 余りの豪華絢爛さにびっくり・・・ 地下聖堂
祭壇中央が聖アンドレア、左右に聖ステファノと聖ロレンツォ 祭壇後ろの大理石に描かれた聖アンドレアと洗礼者ヨハネ 交差ヴォールトの天井にはフレスコ画が描かれ、白と金色がまぶしい。 柱の大理石モザイクも豪華絢爛。地下だということを忘れる豪華な場所です。 町も散策しました。
旧市街では海賊が襲ってきた時に逃げるための工夫などもあって面白かった。 美人は海賊に捕まらないように駆けっこの練習に励んでいたそうです。 細い道は歩くと楽しいのですが写真にすると何が何やら・・・ アマルフィを離れ、アマルフィ海岸を北上してナポリを目指します。 景色は素晴らしいですが道は細く、車がすれ違うのが大変な場所も多い。 山肌にへばりつくような建物。多くの船が出ています。 展望台から見たポジターノの町 ナポリ湾まで来ると、とたんに平野が広がります。ソレント岬が遠ざかりました。 単なるリゾート地だとばかり思っていたアマルフィ。 聖ヨハネ騎士団を生んだ歴史ある町でした。 海洋共和国の凄さを思い知らされます。 イタリア周辺の遺跡に戻る 参考文献 ナポリと南イタリアを歩く 小森谷賢二・小森谷慶子著 とんぼの本 新潮社 アマルフィ 聖人アンドレアの複合記念建造物(日本語パンフレット) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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