ブリンディシとターラント アッピア街道の終点で東地中海への玄関のブリンディシ ギリシャ植民市時代の出土品を有する博物館で有名なターラント 南イタリアの港町を廻りました。 2017年10月訪問 写真はブリンディシの港前広場 ブリンディシ アドリア海に面するブリンディシ
古代ローマの円柱
古代ローマの円柱付近からは港が良く見渡せます。
港前の広場にも見どころがあります。
港から旧市街に向かい散策しました。 大聖堂(ドゥオーモ)
現地ガイドさんに悪いので、最後の晩餐とソロモン王を訪れるシヴァの女王(左)も紹介。 しばらく旧市街を散策
サン・ジョヴァンニ・アル・セポルクロ教会
柱頭のレリーフ
教会内部 なんとも雰囲気のある教会です。 うっすらと残る壁画 お尻が2つあるように見える馬。壁画を重ね描きしていった結果、こうなりました。 中世の気分に浸った後、再び古代に 新ヴェルディ劇場下考古学地区 劇場の地下から発見された紀元前3世紀のローマ時代の街並み。 中央に南北に走る大通り、東側は居住区、西側は職人街。 コルテ・ダッシージ宮
コルテ・ダッシージ宮近くに残る古代の建物跡 朝から約2時間の観光でした。全て徒歩で回れる街です。 次の目的地ターラントまでは車で約1時間半。 ターラント ターラントはブーツの形をしたイタリアの土踏まず部分にある港町です。 ブリンディシがアドリア海に面していたのに対し、ターラントの海はイオニア海。 写真は海沿いに建つアラゴン城。かっての要塞で現在も海軍が使用しています。
国立考古学博物館
この博物館、目玉となる派手なものはないものの、地味に凄かったです。
両翼を持つ女(前6世紀) 多くのゴルゴン像 興味深い展示品が並びますが、この博物館の見どころは壺絵でしょう。 余りの数の多さに圧倒されます。
ギリシャ神話にもっと詳しければ、もっと絵の意味が分かって深く楽しめるんでしょうね・・・。 ディオニュソスの宴会 こちらは遺灰を入れた壺だそうです。アテネ女神 こちらも遺灰を入れた壺 馬車。足の数からすると4頭? 美しい壺絵が次々に・・ 何のシーンなんでしょう。実に味わいがあります。 ディオニュソスとアリアドネ?恋人たち 白が効果的に使われているものも目に付きました。綺麗。 壺は小さなものから大きなものまであって、絵柄に興味は尽きません。 美しい彫刻も数は少ないですが展示されています。
ヘレニズム期の装飾品(前4世紀) 素晴らしい黄金のネックレス。細工の見事さに注目。
今でも買ったら凄い高いですよね。凄いなあ。 ローマ時代のモザイク テラコッタの小像
どちらも美しくて可愛い。家に一つ欲しい。 ターラントの国立考古学博物館は地味に凄かった。 ギリシャ神話にもっと詳しければ、もっと楽しめたんだろうな。 詳しい人は何時間あっても足りないかもしれません。 ブリンディシも小さい町ながら見どころが多い。 アドリア海とイオニア海も楽しめました。 イタリア周辺の遺跡に戻る 参考文献 ナポリと南イタリアを歩く 小森谷賢二・小森谷慶子著 新潮社 とんぼの本 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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