タムガリとチャリン・キャニオン 青銅器時代の岩絵が残る世界遺産タムガリ カザフスタンのグランドキャニオンと呼ばれるチャリン・キャニオン どちらもアルマトイから日帰りで訪れることができます。 2016年GW訪問 写真はタムガリの岩絵
チャリン・キャニオンへの道 アルマトイからチャリン・キャニオンに向かう道
昼食をとった村は新疆ウイグルから移ってきた人々の村。料理が美味しいことで有名。
なんとも新疆ウイグルと似た景色ですが、看板の文字はロシア語。 ここは旧ソ連圏なのです。国境を超えると文字も変わる・・という当たり前のことに驚きます。 舗装された道を外れて途中から、かなりの悪路 しばらく走って、ようやくチャリン・キャニオン入口 チャリン・キャニオン 入口から少し歩くと谷のようなものが見えて来ました。 遠くに見える雪を抱いた山は天山山脈 近くまで寄って下を覗くと、おお凄い。チャリン・キャニオンです。 延々と峡谷が続いているのが分かります。
グランドキャニオンの規模には遠く及びませんが、天山山脈が見えるところが売りでしょうか。 渓谷の奇岩も見どころ。現地ガイドさん曰く、写真中央は恋人の岩 恋人が抱き合っているように見えるでしょう、っていうけど、う〜〜ん。 景色は面白かったけど、正直、風が凄かった。 アマルトイに戻って、明日はタムガリ。 タムガリへの道 タムガリに行く日は朝から良い天気でした。 アルマトイの街を出てしばらく行くと草原が広がり、 牛が放牧され、馬に乗った遊牧民の姿が・・・ 逆光になってしまいましたが、これぞステップという感じ。 野草が綺麗だね、と言っていたら 草原は、どんどんと赤い絨毯のように・・・ 赤いケシの花が群生しているのです。
余りに綺麗なので、車を降りて、しばらく散策
お花ばかり見ているわけにはいかないので、名残惜しいですがタムガリへ。 車窓から見た赤い絨毯。まるで燃えているようです。 タムガリまで赤い絨毯が続いていました。 タムガリ
タムガリ川の跡を越えると、早速、岩絵がありました。
岩絵は拙くも見えますが、結構、動物の特徴をとらえています。
見事な岩絵のある岩が地面に置かれていました。2つに割れていますが、見事
動物だけでなく人物も描かれています。 馬に乗る人物のようです。既に馬に乗っていたんですね。
踊る人々 子供が生まれたお祝いにラクダを捧げているのだとか。ラクダはふたこぶラクダ。
タムガリ面白かった。キャンプして色んな岩絵が見れたら贅沢ですね。 私たちのツアーは、タムガリから国境を越えてキリギスの首都ビシュケクを目指します。 途中、お馬さんたちが水を飲んでいました。 アルマトイからタムガリに向かう途中は まさに「ステップ」地帯という印象 オアシスとは違う、緑のシルクロードです。 国境越えに時間がかかるときもあるそうですが 幸い我々は短い時間で国境を越えることができました。 国境からキルギスの首都ビシュケクまでは30分足らずです。 シルクロードの遺跡に戻る カザフスタンの遺跡に戻る 参考文献 中央アジアの歴史 講談社現代新書 間野英二著 文明の十字路=中央アジアの歴史 講談社学術文庫 岩村忍著 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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