レー インド最北の地・ラダック ラダックの入口レーは19世紀までラダック王国の都でした。 今も王宮跡や僧院が残ります。 2014年8月訪問 写真はレー王宮
早朝の飛行機でレーへ向かいました。
レーの街角 王宮が良く見えます。遠くの山の上にナムギャル・ツェモ僧院
シャンティ・ストゥーパ レー北西の丘の上に立つシャンティ・ストゥーパ。
ストックカンリ峰6153m。真ん中やや右寄りの三角形の山です。 山の上に立つナムギャル・ツェモ僧院と山裾のレー王宮(右手) この僧院と王宮を見に行きます。 ナムギャル・ツェモ僧院
「頂上」というだけあって、見晴らしが凄い。 五色のタルチョがはためく様は壮観。 最初のお堂に入ると・・・なんともカワイイお顔の弥勒菩薩
どうして、こんなにカワイイんだろう。目かなあ、口かなあ。 この弥勒菩薩は17世紀のもので修復して綺麗にしたのだそうです。 大きさを聞いたら「椅子から7m」とのこと。椅子の下の足は測らないのか・・・。
この上にもお堂があるというので、足場は悪いですが登って行きます。 お堂の中には顔を五色の布で覆った仏像が置かれていました。
保存状態が極めて悪いですが、お釈迦様。周囲に弟子達。
ここまで見た時点で、かなり満足してしまったのですが 実は更に上にお堂があります。足場がかなり悪いけど頑張って登ることにしました。 中央正面には美しいストゥーパ ストゥーパの両脇には十一面千手観音とターラ菩薩 日本の仏像は中性的な姿が多いですが、チベットでは女性的な仏像が多いです。
さすが王室専用僧院 堂内も見事でしたが、ここで印象的だったのは、はためくタルチョ タルチョというのはチベット独特の経典が印刷された五色の旗 風が仏法を世界に運ぶと言われ、山の頂など風の強いところに張られます。 ここのタルチョは本当に壮観。いかにも「聖地」といった感じ。 レー王宮 ナムギャル・ツェモ僧院の下にレー王宮があります。
現地ガイドさんの後を付いて進み、お堂に着きました。 本尊はお釈迦様のようです。 チベット独特の仏も置かれていました、 十一面千手観音かと思いましたが、傘を持っています。 この傘で一切衆生を救ってくれるのだそうです。 白傘蓋仏母といいます。
見上げたら、壁画が残っていました。 かっては王室の人々が日々祈りを捧げていたんでしょうね。 民族舞踊 レーのホテルでは庭で民族舞踊を見ることができました。 売れっ子らしく30分遅れて到着。
トルコ石を豪華に縫い付けた頭飾り 母から娘へと代々引き継がれる家宝ともいえるもの 陽射しは強いものの夕暮れ前のひととき。 なんともいえない穏やかな気持ちになれました。 8月のレー、日中は陽射しが厳しいですが 夕暮れとともに涼しい風が吹き始めます。 チベット入口に戻る 参考文献 ダライ・ラマの仏教入門(光文社 ダライ・ラマ14世著) 増補チベット密教(筑摩書房 ツルティム・ケサン 正木晃 著) 図説チベット歴史紀行(ふくろうの本 河出書房新社 石濱裕美子著) ラダック密教の旅(佼成出版社 滝雄一・佐藤健著) ラダックザンスカールトラベルガイド(ダイヤモンド社) チベット(旅行人) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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