スピトク僧院とシャンカール僧院 インド最北の地・ラダック レー近郊のスピトク僧院はラダック最大のゲルク派寺院 スピトク僧院と一体をなすシャンカール僧院も訪れました。 2014年8月訪問 写真はシャンカール僧院の白傘蓋仏母 スピトク僧院
スピトク僧院は山に沿って階段を登ったり下りたりして見学します。 入口の階段を登って進むと下に立派なお堂が見えて来ました。 チカン
ドゥカン スピトク僧院に住んでいる僧のためのドゥカン(集会所) 入口にはチベット寺院ではお決まりの六道輪廻図。その隣の絵が変わっている。 黒い牛(悪い人)でも、修行をして善行を積めば白い牛(善人)になる、という教えだそうです。 ドゥカン内部 このドゥカンは15世紀ころに建てられたもの。
釈迦牟尼の足元に飾られているのはチベットのラッキーシンボル。 傘、2匹の魚、壺、蓮の花・・・。 傘が雨を防ぐように災いを防ぐ・・というように、それぞれ意味があるそうです。 天井近くまで壁画がびっしりと描かれていました。 布を掛けられた守護尊の壁画。布は強い霊力を防ぐため。 チョカン 守護神を祀るチョカン。 手前はチベットに密教を伝えたパドマサンバヴァ。 その右奥のきらびやかなお像は釈迦牟尼だそうです。
衆生を救えないと観音が流した涙から生まれたというターラ(多羅)。 日本人には余り馴染のない仏ですが、少女の姿のターラ菩薩はチベットでは大変人気があります。 ターラの間 21体のターラが納められているターラの間 小ぶりのターラ像が並べられています。 みんな装飾が凝ってます。お姫様のようですね。
山の上にもお堂があるというので、階段を登って見学することにしました。
シャンカール僧院
ドゥカン内部。幼いバクラ・リンボチェ21世の写真も飾ってありました。 左右に美しい十一面千手観音像
転生や日本では見かけない変わった仏像。 チベットらしさを感じさせてくれるお寺でした。 チベット入口に戻る 参考文献 ダライ・ラマの仏教入門(光文社 ダライ・ラマ14世著) 増補チベット密教(筑摩書房 ツルティム・ケサン 正木晃 著) 図説チベット歴史紀行(ふくろうの本 河出書房新社 石濱裕美子著) ラダックザンスカールトラベルガイド(ダイヤモンド社) チベット(旅行人) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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