ストピ遺跡 マケドニアのほぼ中央にあるストピ遺跡 マケドニアで最大のローマ遺跡であり 保存状態も大変良い遺跡です。 2018年10月訪問 写真は洗礼所
遺跡に入ると、まず劇場と大きな屋根が目に入りました。期待できそう。 ここでは遺跡ガイドさんが説明をしてくれます。ガイドさんの後に付いて出発。 劇場
劇場を見た後は、丘の上の大きな屋根のあるところに向かいます。 大きな屋根の下は大きなバシリカでした。 バシリカ(初期キリスト教会)
このバシリカに隣接する形で美しい洗礼所も残っています。 ここも上から見学します。 洗礼所
横から見た洗礼所。孔雀が少し見えますが、これ以上近づけません。 今度はバシリカの裏手に移動です。途中にも美しいモザイクがありました。 バシリカの一部だったのか・・・綺麗。 バシリカの裏手に行くと、古代の道が残っています。 聖なる道と半円形フォーラム
柱の背後に見えるのが店舗の跡なんでしょうか。どんな商品を売ってたんでしょう。 古代のショッピングセンターから道を進むと居住区に出ます。 ドムスの家 3世紀の大邸宅。衣料を扱っていたらしく貝紫の色素が発見されました。 紫を使うことができるのは、当時、皇帝か司教のみ。ということは高級衣料店? 少し進むと立派な建物が見えて来ます。 テオドシウス宮殿
テオドシウス宮殿に沿って道を折れると、別の豪邸が現れます。 ペリスティアの家
ダイニングルームで食事を摂りながら商談をしました。 当時、人々はお腹が一杯になるまで食べると、食べたものを吐いて、再び食べ始めたと言います。 また、食事の時はベッドで寝転び、くつろぎながら料理や酒を楽しんだんだそうです。 ベッドを3つ置いていたとのことでした。
ダイニングルームと廊下を挟んで隣には白い柱が残る部屋もありました。 なんと、この部屋にはプールがあります。
ローマ時代からお金持ちの家にはプールがあるんですね・・・。 大金持ちの家の並びに、こんな場所があります。 公共水飲み場 クレペ山から地下水道を引いていたのだそうです。 水飲み場と道を挟んで向かい合っているのがローマ遺跡に不可欠なもの。 大浴場 男性用の大浴場だそうです。お風呂上りに水を飲んだのかしら。 大浴場のあたりから白い柱がいくつも見えます。 ポルパモスの家とシナゴーグ ユダヤ商人ポルパモスの家とユダヤ教の聖堂シナゴーグの跡だそうです。 キリスト教徒だけでなくユダヤ人も暮らす街だったんですね。 手前がポルパモスの家。この家もかなり大きい。建物の横を通ってモザイクの残る部屋へ。 美しいモザイク。ここで宴会しながら商談したのでしょう。 モザイクの牡鹿はダビデの詩に基づくのだそうです。 小浴場 シナゴーグの裏手あたりに位置する小浴場。 この浴場からは女性の装飾品が発見されていて、女性用だったと考えられています。 少し離れたところへ移動 公文書館 街の歴史を書いたパピルスを納めた公文書館 書架の壁は市壁となっています。 公文書館には閲覧室もあって、美しい大理石の床が残っていました。 劇場の近くに戻って来ました。 カジノ カジノ用の大理石のサイコロのモザイクがあったことが名前の由来 結構、立派な建物です。 ここまで来ると劇場は、すぐ近く。これで見学も終わりかと思ったら 遺跡ガイドさんが「もう一つ見せたいものがある」とのこと。 少し離れたところまで歩きます。 イシス神殿 遺跡ガイドさんは「コンプレックス」と言っていました。複合建築体ということでしょう。 ここはイシス女神の神殿を中心に複数の建物があったようです。 イシス女神は豊穣・多産の女神。元々はエジプトの神ですがローマの庶民に人気でした。 イシス女神の神殿からは2,5mもの巨大な女神像が見つかっているそうです。 以上で観光終わり。 最初は45分くらいの見学時間という話だったんですが 遺跡ガイドさんの説明に熱が入り、倍の90分ほど見学できました。 遺跡ガイドさん、ありがとう。 モザイクも数多く残っていて見ごたえのある遺跡です。 更に発掘が進むと良いですね。 見学後、ギリシャに向かいました。 遺跡近くを通る高速のおかげで国境まで1時間でした。 北マケドニアの遺跡に戻る ギリシャと周辺の遺跡に戻る 日本では余り資料が見つかりませんでした。 基本的に遺跡ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
|||||||||||||||||