青の洞門とマルサシュロック

マルタ島南部の美しい青の洞門と
東部にあるマルタ最大の漁港マルサシュロック
マルタの海を楽しみました。
2016年12月訪問

写真は青の洞門



青の洞門

青の洞門はマルタ島南部にある景勝地。

マルタ島の北部は穏やかな地形で、天然の良港が数多く存在しますが、南部は崖が続く険しい地形となっています。しかし、その崖を波や風が削り、数多くの洞窟ができました。多くの洞窟はボートで遊覧して廻ることができます。

その中で有名なのが左の青の洞門。大きな自然のアーチが印象的ですが、実際の青の洞門は、このアーチの奥にあります。

本来の観光シーズンは夏で、私が訪れた冬場は地中海が荒れてボートが出ないことも多いと聞いていたのですが、幸い素晴らしいお天気に恵まれました。

青の洞門を訪れるなら、午前中の方が光が美しいとのこと。

私たちもお昼前に訪れました。見晴らし台から見る海の色が素晴らしい。深い青と浅瀬のエメラルドグリーン。凄い透明度です。

波も穏やかでボートも出ているというので、ボート乗り場に移動します。


ボート乗り場に向かう途中
ボートが幾つも陸に上げられていました。
ボートの上では猫たちが日向ぼっこ

 
 
 


ボート乗り場


遊覧船の見どころは@猫の洞窟、Aリフレクション・ケーブ、Bサークル・ケーブ、C青の洞窟(ブルー・グロットー)、Dブルーウインドー・ケーブとのこと。どの名前も漁師さんが付けた愛称みたいなもののようです。でも、実際には余りに多くの洞窟が続くので、後で写真を見返したら、どこがどこだか分からなくなってしまいました・・・。


たぶん最初の猫の洞窟
 
 凄い透明度。綺麗な海。


洞窟から見た青空



海面に反射する光が美しい。
   

海の青さが素晴らしいので、ここが青の洞門かと思ったら違うと言われました。
確かにアーチはなかった・・・

更に進むと見晴らし台から見えた大きなアーチが目の前に・・



アーチの下から見る青空



奥にあるのが青の洞門



洞門の中。結構奥が深い。


深い青が幻想的だったけど上手く撮れなかった・・・


洞門を出てからも遊覧は続きます。崖際の美しい海
   


余りに海が綺麗なので海を撮ってみました・・・



その後も波に削られた小さな洞窟が次々に現れます。


綺麗だなあ・・・

最後の見どころブルーウインドー・ケーブが見えて来ました。
文字通り、四角い窓みたいになってます。



窓の先も青い海



波が穏やかで本当に良かった。
こんなに穏やかなのは珍しいんだそうです。

昼食はマルサシュロックのレストラン

マルサシュロック



マルサシュロックはマルタ島東部にある島最大の漁港です。

マルサというのはフェニキア語で「錨を安全に下せる場所」「港」という意味。フェニキア時代から港とされていたんですね。そしてシュロックというのは「北アフリカの風」の意味なのだとか。

もっとも良港なだけに、戦の時は侵入者がここからマルタに攻め込むことも多かったようです。
有名な1565年のオスマン帝国によるマルタ包囲戦の際も、オスマン軍はまずここからマルタに侵入しました。また、エジプト遠征途中のナポレオンもここから上陸したのだそうです。

しかし、戦の発端の場になるだけではありません。ソ連のゴルバチョフ大統領とアメリカのブッシュ大統領が冷戦の終結を宣言した1989年のマルタ会談は、この漁港の沖の船で行われました。

今は島最大の漁村として魚料理のレストランも多く、観光客で賑わう街となっています。

漁村だけあって、街の中心にある教会のマリア様も船に乗っていました。


レストランでの豪快な魚料理(4人前)
マルタの食事は量が多いんですが、これは特に凄かった。
食べても食べても減りません。



海沿いには多くのレストランが並びます。



マルサシュロックの漁船はカラフルで可愛いのですが
特徴的なのが船首に描かれた「目」


この「目」は「オシリスの目」と呼ばれる魔除けなのだそうです。オシリスってエジプトの神ですよね。マルタが古来から地中海貿易の重要拠点としてエジプトと繋がっていたことと関係あるのでしょうか。そして、漁船はカラフルに塗られていますが、ほとんど青を利用しています。この青はマリア様を象徴する青なんですって。マルタの人々が熱心なキリスト教徒だからなんでしょうけれど、マリア様とエジプト由来のオシリス神が船の中で同居しているというのは面白い。


この船にもしっかりと「目」があります。


眉毛がない目だけのボートもありました。


沖合に鉄のクレーンがたくさんみえますが
マルタ会談はあのあたりに船を停めて行われたのだそうです。


船の上で会談が行われたのは警備の関係なんですって。
ソ連とアメリカという二大巨頭の警備は確かに大変そう。


こんな銅像もありました。
働くお父さんと子供と猫




マルタは島国ですから
やっぱり海も楽しまないといけませんよね。


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参考文献

日本語版マルタ諸島 Miller Distributours Limited

基本的には現地ガイドさんの説明に基づいてまとめています。