巨石神殿 マルタ島とゴゾ島に残る巨石神殿 ジュガンティーヤ神殿とタルシーン神殿を訪れました ジュガンティーヤ神殿はピラミッドより古い世界最古の宗教施設です 2017年1月訪問 写真はタルシーン神殿の女神像
マルタの首都ヴァレッタの考古学博物館で展示されていた巨石神殿の立体模型
ジュガンティーヤ神殿 ジュガンティーヤ神殿はゴゾ島の中央部に位置します。 入口は博物館になっていて、お勉強をしてから神殿に向かう形となっています。 博物館を出ると見えてきたのは神殿外壁部
回り込んで神殿入口側に出ました。 分かりにくいですが、左が大神殿。右が小神殿。
大神殿入口
入口から奥を見たところ。正面突き当りに部屋が1つあり、 その手前、通路を挟んで向かい合う半円状の部屋が2対つまり4室あるので全部で5室。
入口の先では半円状の部屋が向かい合っています。 内壁も小さな石が組まれるようになっていました。
さらに通路を進むと整備された部屋がありました。 祠が並んでいるように見えます。 通路突き当り、一番奥の部屋
大神殿の見学の後は、隣の小神殿へ 小神殿入口
遺跡に付属する博物館では神殿近くのストーン・サークルからの出土品も展示されていました。 紀元前5200年からのものだそうです。これも凄い古い。 まだ観光はできないそうなので、博物館を見るしかありません。
豊満な人物像 このように丸い人物像は巨石神殿からも数多く見つかっています。 タルシーン神殿 タルシーン神殿はマルタ島ヴァレッタの南東に位置します。
神殿は街中にあって、テントの屋根で保護されていました。
まずは、最も新しい第三神殿 入口右手にベンチがあったり、入口手前に生贄を洗う場所があるのはジュガンティーヤ神殿と共通。 しかし、入口には左右の石の上に横に石が渡してあって、鳥居のような形。
遺跡に戻ります。 入口を入ると半円状の部屋が向き合って並んでいるのですが、入ってすぐ右側にあるのが女神像
女神像のある部屋の向かいの部屋には、興味深いレリーフが数多く見られます。 まず、灰色のカバーがかかった石には船のレリーフがあったとのこと。
こんな船でシチリアから渡って来たのでしょうか。 数多くの螺旋模様。螺旋は再生のシンボルと考えられています。 生贄に捧げた家畜のレリーフ。博物館のオリジナルの方が遺跡のレプリカより綺麗。 羊・豚・山羊と一目で分かります。動物の口も彫られていて可愛い。 通路に従って進むと第二神殿に出ます。 第二神殿
ここには巨石神殿によく見られる木のドアの説明図がありました。 穴に木を通して、下の絵のようなドアにしていたのだそうです。 左手の部屋には大きな水桶。大きな石をくり貫いて造ったもの 第二神殿の方が第三神殿より石が大きい。しかも、大きさが揃っています。 保存状態は悪いものの興味深いレリーフ(オリジナル)
通路一番奥が第一神殿
第一神殿の隣にある古い神殿跡と思われる場所 2つの穴があり、そこから人骨が発見されました。 良く見ると、ここでも石が丸く置かれていますね。 国立考古学博物館
美しい螺旋模様 豊満な「女神像」とされるものの数々。首ははめ込み式で別に作られていました。
ハル・サフリエニ・ハイポジウム神殿出土の「眠れる女性(Sleeping Lady)」像 なんとも美しい女性像。ちょっと現代彫刻のようでもあります。 これも手のひらサイズの小さな像です。 ハル・サフリエニ・ハイポジウムは地下神殿でもあり墓地でもあった場所。 紀元前2500年ころに石器で地下を彫って造られたもので世界遺産になっています。 2017年1月は修復中のため見学不可能でした。 小さな島の巨石神殿 築いた人々はどこに去って行ったのでしょう。 マルタの遺跡に戻る イタリアと周辺の遺跡に戻る 参考文献 日本語版マルタ諸島 Miller Distributours Limited 基本的には現地ガイドさんの説明に基づいてまとめています。 |
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