ティワナク 太陽の門で有名な世界遺産ティワナク。 ティティカカ湖にほど近い3850mの高原地帯にあります。 2009年8月に行くことができました。 写真は太陽の門
アカパナ アカパナは現在、発掘・修復が進められている段階です。 2009年では下の写真の状態でした。 アカパナは長さ204m、幅192m、高さ17m。 空の神に捧げたピラミッドだということです。 動物や子供のミイラが見つかっているとのこと。音が響きやすい構造をしています。 左下は修復が進む基底部。右下はピラミッドを横から見上げたところです。 カラササヤ 遺跡の中心部だったと思われるカラササヤ。 広場の大きさは135m×130m
下は「フライレ」、「神父さん」という意味だとか。愛称ですね。 保存状態は余りよくないのですが、ベルトにカニのレリーフが刻まれているのが分かります。 こちらは「ポンセ」。発掘した先生の名前だそうです。保存状態が結構良いです。 顔と手のアップ。 手に持っているのは何なのでしょう・・・。右手は明らかに変ですね。握った時のように彫られてます。 横にも興味深いレリーフが多いです。 左下 頭の帽子部分には杖を持った鳥人?神が並んでいます。 右下 肩の部分にも杖を持った神?がうっすら見えます。イヤリングは人の顔。 ポンセは東を向いて立っています。 東には門がありますが、毎年6月21日、門からの光がポンセに当たるのだそうです。 門の下は半地下神殿。どのような意味があったのでしょうか。
カラササヤは石を組んだ壁で周囲を囲まれています。 石組み技術は大したものです。 石を彫った拡声器もありました。 半地下神殿 半地下神殿はカラササヤに隣接するその名のとおり半地下の神殿です。 下の写真の左部分がカラササヤ、右が半地下神殿。 半地下神殿は28m×26mの広さ。深さは1,7m。 カラササヤの北に位置します。
左下 実に色々な顔があります。 右下 巨石の下に手?のレリーフが残っています。昔は人が彫られていたのかもしれません。 半地下神殿中央のモノリート ヒゲがあります(左下)。横に彫られているのは狐とヘビ(右下)。 実に面白い遺跡でした。 駆け足の観光となってしまったのが残念。他にも見どころはあったのですが・・・。 発掘復元が進んだら、ぜひ再び訪れてみたい遺跡です。 南米の遺跡に戻る 参考文献 古代アンデス 神殿から始まる文明(朝日新聞出版・大貫良夫/加藤泰建/関雄二 編) 埋もれた古代文明の謎(東京書籍・吉村作治監修) 沈黙の古代遺跡 マヤ・インカ文明の謎(講談社+α文庫・増田義郎監修・クォーク編集部編) 参考文献が少なく、基本的に現地ガイドさんの説明を紹介しています。 今後、発掘調査が進めば、全く違う事実も出てくるかもしれません。 |
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