マクリの丘 タッタ郊外のマクリの丘 マクリとはリトルメッカの意味 イスラム世界最大級の墓地です 2014年12月訪問 写真は建ち並ぶ霊廟
広大な丘に残る墓碑。遠くに見えるのは聖者廟だそうです。 現地ガイドさんによると13世紀に聖者廟が建てられたのが始まりとのことでした。 広大な墓地の全てを見るわけには行きません。 私達のツアーが訪れたのは17世紀の王や大臣たちの霊廟 ごらんの通り、幾つもの霊廟が建ち並んでいます。 イサハーン・タルハーン廟 最初に訪れたのはイサハーン・タルハーン廟 霊廟は塀で囲まれています。 大きなドーム屋根が立派
霊廟内部 王や家族の棺が並びますが、実際には棺の下約1.5mのところに埋葬されているそうです。 ティムールの墓と同じ構造です。
棺に彫られているのはコーランの一節 霊廟の柱や天井の彫りも美しい。 インドのファテープル・シークリーの影響を受けているとの説もあるそうです。 ちょっと移動すると次の霊廟 ジャン・ババ廟
霊廟入口の見事な彫り。実に細かく美しい。 陽射しが強いので影が出来てしまいますが、美しい彫りが分かると思います。
イサハーン・タルハーン廟の近くに戻ります。 パキ・ベグ・ウズベク廟
この霊廟が建てられたころは絵付きタイルは貴重品だったんでしょうね。 ポイント的に使われていました。 今度はイサハーン・タルハーン廟の裏手の方に移動します。 ディワン・シュラファ・ハーン廟 こちらも大臣の霊廟。小さいながら整った印象を受けます。 ドームにも色タイルが使われているようです。
霊廟内部 入口付近にだけ絵付けタイルが使用されています。貴重品だったのでしょうね。 棺の彫りも美しい ここで自由時間となったので、ちょっと遠くに見える美しい霊廟を見に行きました。 ジャーニィ・ベッグ廟 青い色が美しい霊廟です。 初めは鍵がかかってたんですが、管理人さんが走って来て鍵を開けてくれました。 ディワン・シュラファ・ハーン廟よりタイルが多用されているようです。
釉薬を付けた色タイルを組み合わせたり、ポイントに絵付けタイルを使ったり 当時の職人たちの工夫がうかがわれます。
建築様式の変化が分かって面白かったけど 良く考えると霊廟だからお墓巡りなんですよね。 パキスタンの遺跡に戻る 南アジアの遺跡に戻る 参考文献 ユネスコ世界遺産⑤(講談社) 世界遺産を旅する8(近畿日本ツーリスト) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
||||||||||||||||||||||||