パンジャーブ州の聖者廟 パンジャーブ州のムルターンとウチ・シャリフ かってイスラム聖者の布教の拠点となった2つの街 今でも多くの聖者廟が残っています。 2014年12月訪問 写真はウチ・シャリフのビービ・ジャヴィンディ廟
ムルターンの聖者廟 パンジャーブ州中部のムルターンは長い歴史のある街 城壁に囲まれた旧市街に多くの聖者廟(ダルガー)が建てられています。
シャー・ルクネ・アーラム 最初に目指したのがシャー・ルクネ・アーラム。 ゲートからも見える立派な建物です。 セキュリティ・チェックを受け、靴を預けて中に入ります。 逆光になってしまったのが残念ですが シャー・ルクネ・アーラムとは「世界の柱」という意味。
品のある建物です。高さは約33m。 建物外壁を飾るタイルの装飾が美しい。はめ込まれた木の扉も素敵。
中に入ります。
聖者廟の中にある多くのお墓は聖者にあやかろうとするものだそうです。
聖者廟の敷地の中にモスクもあります。 次に見学する聖者廟を目指して歩いていく途中にも幾つもの聖者廟がありました。 時代も大きさも様々な聖者廟。本当に聖者廟が多い街です。
シャー・ルクネ・アーラムから歩いて5分ほどのところに次の見学地がありました。 バハー・ウル・ハック廟
ここには2つの棺が並んでいます。 バハー・ウル・ハックと孫のシャー・ルクヌッディーンです。 シャー・ルクヌッディーンは最初ここに葬られ、その後、シャー・ルクネ・アーラム廟に移されました。 信者が花を捧げています。 外に出ました。反対側はこんな感じ。 次の聖者廟は少し離れた城壁の外にあります。 街中にあって、周囲はちょっとした門前町みたい。
シャー・シャムズ・タブレーズ廟
ムルターンの聖者廟は1600もあるそうです。 ウチ・シャリフの聖者廟 洪水で破壊された3つの聖者廟
丘の上にある墓地を抜けていくと美しい建物が見えて来ました。 ビービー・ジャヴィンディ廟
後ろから見たビービ・ジャヴィンディー廟。 厚く煉瓦を積み重ねているのが分かります。 正面に戻って撮ってみました。美しいタイル。 良く見るとタイルは張り合わせて造られています。職人さんの工夫が分かります。 ビービー・ジャヴィンディー廟の近くには、やはり洪水で破壊された2つの聖者廟があります。 左がバハ・ウル・ハリム廟(14世紀)、右がナウリア廟(15世紀) この2つの廟は洪水で大きな被害を受けていますが、美しいタイルが残っていました。
日本では余り知られていませんが 地元の人たちには大人気の聖者廟 美しくて見ごたえがあります。 パキスタンの遺跡に戻る 南アジアの遺跡に戻る 資料がほとんどありませんでした。 基本的に現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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