コインブラ ポルトガル中部に位置するコインブラ ポルトガル第3の都市であり、かって都でもあった場所 コインブラ大学とともに発展した学問の都です。 2019年5月訪問 写真は丘の上のコインブラ大学と街を流れるモンデゴ川
歴史ある街で、ペドロ王とイネスの悲恋の舞台でもあるのですが ツアーでの観光は世界遺産となっているコインブラ大学が中心となりました。 コインブラ大学 丘の上には大学の校舎がいくつも並びます。 観光するのは旧大学 鉄の門 旧大学への入口である鉄の門。無情の門とも呼ばれるそうです。
旧大学
アルカソヴァ宮殿
武器の間 帽子の間
歴代学長の肖像画が飾られた部屋もありました。学長の権威は凄かったそうです。 黒服の人はヴァスコ・ダ・ガマの一族の人なんですって。 中庭
ジョアニナ図書館 図書館は1717年に建設が始まり1728年に完成しました。バロック様式の美しい玄関。 入口には知恵を得るための武器として本を利用することを促すラテン語の碑文が置かれています。 図書館の見学は予約制。本の保存のため人数も制限されているし、写真撮影も禁止。 絵葉書で紹介しますが、実物はもっとずっとずっと豪華です。 ジョアン5世の肖像画は金を豪華に使った金泥細工で飾られ、実に煌びやか。 世界一美しい図書館、ポルトガル最高の美術品と評されてるだけあって、本当に豪華。 絵葉書では写っていませんが金泥細工が実に見事で荘厳かつ華麗。 それだけでなく15世紀から18世紀の本がなんと6万冊も収められていて図書館としても素晴らしい。 本を保存するため壁の厚さは2m以上。極めて貴重な本も多いとのこと。 ちゃんと手続きを踏めば貴重な本を読むこともできるそうです。 本棚の装飾には中国の影響が見られるとのことでした。 美しい天井画 知恵の象徴の女性と、アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・アジアを象徴する4人の女性 図書館に隣接するサン・ミゲル礼拝堂も見学できました。 サン・ミゲル礼拝堂
オルガンの可愛い装飾
帰りに撮った鉄の門方向の眺め 大学の観光を終えて丘を下ります。 旧大学近くにあった風情ある建物。大学の関連施設でしょうか。 古い建物が見えて来ました。旧カテドラルだそうです。 旧カテドラルはポルトガル初代王アフォンソ1世によって1162年に建てられたロマネスク様式の建物。 レコンキスタ中に建てられているため要塞の機能もありました。
大学が丘の上にあるため基本坂道か階段ということになります。
丘の上の大学まで水を運ぶのは大変だったろうなあ・・・。 水がめを運んだ女性と学生の恋物語とか、あったんでしょうね。
コインブラでは学生たちによるファドが有名 男子学生が歌い、コミカルなものが多いのが特徴なんだそうです。 風情のある街並みが続きます。
下まで降りて来ました。黒マントの学生たちが歩いてます。 コインブラの街には綺麗な建物が多い気がしました。 ポルトガルの遺跡に戻る イベリア半島の遺跡に戻る 参考文献 図説ポルトガルの歴史 金七紀男著 河出書房新社ふくろうの本 るるぶ情報版ポルトガル JTBパブリッシング 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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