リスボン ポルトガルの首都リスボン 7つの丘の街リスボンを散策しました。 ポルトガルで一番の美術館も訪れています。 2019年4月訪問 写真は市内観光の拠点フィゲイラ広場
空港からリスボン中心街へ。 ボンバル侯爵広場からリベルダーデ大通りがロシオ広場まで続きます。 ボンパル侯爵は1755年のリスボン大地震の後、街を建て直した大政治家。 リベルダーデ大通りを通り、ロシオ広場を過ぎてテージョ川に面したコメルシオ広場へ 車窓からなので光ってしまいましたが、コメルシオ広場、凄い広い。 かってここにはマヌエル1世の宮殿があったもののリスボン大地震で壊滅したとのこと。 マヌエル1世はジェロニモス修道院を建設したポルトガル黄金期の王です。 かっては立派な宮殿があったんでしょうね・・・。 コメルシオ広場からテージョ川に沿って少し西にあるリベイラ市場で昼食となりました。 リベイラ市場は白いドームのある建物。すぐ近くに地下鉄・列車の駅があり、前を市電が走ります。
リベイラ広場からはテージョ川も近い。船が浮かんでいました。かすかに潮のかおり。 7つの丘の街と呼ばれるリスボンは実に坂が多い。 そのためか各種交通機関が発達しています。
ビカのケーブルカーで一気に坂を上って少し散策するとカモンイス広場
ここらへんをシアードと呼ぶそうです。 ガレット通り。緩やかな坂道に老舗カフェや高級店が並びます。
サンタ・ジュスタのエレベーターは低地バイシャ地区と高地シアード地区を結ぶ市民の足 鉄の橋のように見えたのは連絡橋。高さ45mだそうです。高低差ありすぎ。 更に進むとロシオ広場に出ます。 ロシオ広場
サン・ジョルジェ城
前7世紀というのはフェニキア時代の遺構でしょうか・・・。 現在のサン・ジョルジェ城は城内が公園となっていて、リスボンの街の見晴らしの良さで有名。 テージョ川に面したコメルシオ広場が見えます。4月25日橋も写っているのですが分かるでしょうか。 フィゲイラ広場が見えました。ロシオ広場の円柱もかすかに確認できます。 リスボン中心部は坂が多く古い街であるため人口は約60万人とのこと。 現在は郊外に多くのベッドタウンが拓かれ、郊外を含めた人口は300万人とのことでした。 ちなみにポルトガルの国土は日本の約4分の1。総人口は約1000万人。 東京の人口は約1300万人ですからポルトガルの総人口を越えます。 フィゲイラ広場が見えたあたりには大砲が置いてありました。 かっての王宮跡。リスボン大地震で建物は倒壊したそうです。 城への入口。写真右の塔は司令塔となった中心塔。 左の塔はリスボン大地震まで公文書館として使われていたもの。 城壁の上に登ることもできます。幾つもの塔が残ってました。 サン・ジョルジェ城は夕日の名所としても有名だそうです。 ただ城の麓のアルファマ地区はちょっと物騒らしいので注意が必要なのだとか。 国立古美術館 フィゲイラ広場から市電15で市の北西部へ。 ベレン地区の手前、4月25日橋の手前にあるポルトガル最大の美術館を訪れました。 ヌーノ・ゴンサルヴェス作 「聖ヴィセンテの衝立」
南蛮屏風 聖アルベルトの礼拝堂
ヒエロニムス・ボス作 「聖アントニウスの誘惑」
中央パネル「聖アントニウスの誘惑」中央部分 聖アントニウスの前に様々な悪魔が現れ誘惑するシーンなのでしょう。 中央上部 空を飛ぶ異形の船 様々な姿の悪魔たち
中央パネル下部 この魚を見ていると何とも言えない不安感が湧き上がって来ます・・・。 左 「聖アントニウスの飛翔と墜落」上部 空を飛ぶ魚か蛙に連れ去られる聖アントニウス
様々な悪魔・人の欲求を描くために、この題材を選んだのではないかとまで思ってしまう・・・。 ボスの聖アントニウスの誘惑が置かれている部屋には他にも優品が数多く展示されていました。
ポルトガル最大の美術館にしては正直空いていました。 おかげでじっくり鑑賞できました。 売店では聖アントニウスの誘惑の悪魔達のフィギュアが売ってます。 ちょっと心惹かれたけど、部屋に置いたら怖い夢見そうなので諦めました。 リスボンの夜はファドを聴きながら暮れて行きます・・ 首都としての歴史が長いため、他にも見どころは多いのですが ツアーの限界で、ごく一部の観光となりました。 イベリア半島で独立を守ってるポルトガルって実は凄い強いと思うんですよ。 それなのに優しい人が多かったから、また訪れてみたいなあ。 ポルトガルの遺跡に戻る イベリア半島の遺跡に戻る 参考文献 るるぶ情報版ポルトガル JTBパブリッシング いちばん親切な西洋美術史 池上英洋・川口清香・荒井咲妃著 新星出版社 知識ゼロからのルネッサンス絵画入門 宮下規久朗著 幻冬舎 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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