ポルト歴史地区 ポルトガル第2の街ポルト 海洋貿易の中心地だった街 歴史地区の見どころを紹介 2019年5月訪問 写真はアズレージョが見事なサン・ベント駅
サン・ベント駅
祭礼の様子 風俗も興味深いですが、ポルトガルの歴史を描いたアズレージョは迫力満点 ポルトガルの独立を描いたアズレージョ これは独立前のシーン。上座に座るのはカスティーリャ・レオン王。
カスティーリャ・レオン王、良い人ですね。 でも、その後もエンリケスはカスティーリャ・レオン王国と争いを続けます。 1140年のアルコス・デ・ヴァルデヴェスの激戦 この戦いの3年後の1143年、ポルトガルは独立し、エンリケスはアフォンソ1世となります。 カスティーリャ・レオン王国との戦いを描いた壁の対面には、 1387年にジョアン1世が婚礼のためポルトに入城した場面と 王の三男であるエンリケ王子のセウタ攻略の場面が描かれています。
ポルトの人たちは、贓物を食べて飢えをしのぎながらセウタ攻略を支援したことを誇りとし、 自分たちを「トリペイロ(贓物を食べる人)」と呼ぶだけでなく、 今でもモツの煮込み料理が有名な郷土料理として愛されているのだそうです。 ここでポルトの見どころの位置関係を確認 ポルトもリスボン同様に丘の多い街でサン・ベント駅はすり鉢の底にあります。 写真の右側の建物がサン・ベント駅。正面のアズレージョが綺麗な青い建物がコングレガドス教会。 教会の前を左に進めばポルトガルで一番高い75mの塔のあるクレリゴス教会。 サン・ベント駅を背にして正面坂の上にあるのがカテドラル 下の写真、カテドラル方向に更に左に進むとドン・ルイス橋に出ます。 手前の道を横に折れ、右に進むとドウロ川沿いレストランが並ぶカイス・ダ・リベイラ。 カテドラルに向かわず手前のモウジーニョ・ダ・シルヴェイラ通りかフローレンス通りを右へ。 ドウロ川方向に10〜15分ほど進むとエンリケ航海王子広場に出ます。 エンリケ航海王子広場 エンリケ航海王子の像の背後に位置するのは サン・フランシスコ教会とポルサ宮。
エンリケ航海王子広場からドウロ川沿いのカイス・ダ・リベイラまでは5分ほど。 ツアーでドウロ川クルーズを楽しんだ後、広場まで戻ってじっくり観光しました。 サン・フランシスコ教会
教会内部 天井も壁も柱も黄金の装飾で埋め尽くされています。
ここからは絵葉書で紹介
左右に並ぶ礼拝堂はそれぞれ独自の個性を発揮しています。その中から2つを紹介。 帰国後調べたら、右下の礼拝堂の祭壇上部には日本での殉教の様子が描かれているそうです。 隣接する美術館も見て回りました。こちらは写真撮影自由みたいです。
金や銀の豪華な品々 金泥細工で飾られた部屋 教会のバルコニーからはドウロ川が見下ろせます。 そういえばドウロ川クルーズの時も教会が見えました。 ボルサ宮
ポルサ宮入ってすぐの天井。 まるで宮殿のようです。ポルトの商業組合って凄いお金持ちだったんですねえ。 法廷の間 50年ほど前まで実際に裁判をしていたそうです。 次々と豪華な部屋が現れます。 最大の見どころはスペインのアルハンブラ宮殿を模したというアラブの間
中に入るとため息がでるほどの美しさ 部屋の入口付近からしか見学できないので近くに寄れないのが残念ですが 天井・壁・柱…全て美しいアラベスク模様で埋め尽くされています。 アルハンブラ宮殿を見た当時の市長が同じような部屋が欲しい!ってことで 18年もの歳月をかけて建てられた部屋なのだそうです。 白と金が印象的。ステンドグラスも美しい。 天井も美しい 幾つもあるドア付近は特に装飾が見事なように感じられました。 ボルサ宮、素晴らしかった。 アラブの間の美しさには、ただただうっとり。 帰国後調べたらボルサ宮は写真撮影禁止だったというブログ等が多くて驚きました。 ツアーガイドからは撮影禁止との注意はなく、参加したツアー客はみんな写真撮りまくっていました。 方針が変わったのか、単にラッキーだったのかは不明ですが。 エンリケ航海王子の家 エンリケ航海王子広場からドウロ川沿いのカイス・ダ・リベイラへの途中 エンリケ航海王子が生まれたとされる建物があり、現在は博物館になっています。 次はカテドラルに行こうと地図を見ると近道もあるみたいでしたが 道に迷うのも嫌だったので一旦サン・ベント駅に戻って向かうことにしました。 カテドラル サン・ベント駅から坂道を5分くらい登るとカテドラルに着きます。 入口はカテドラルの正面方向というので回り込みました。 アズレージョで飾られた外廊が美しい。 カテドラル正面 カテドラルの前には罪人を見せしめのため吊り下げたというペロリーニョ
更に奥に進めば 厳かな主祭壇 礼拝堂を出ると14世紀から15世紀にかけて建築されたゴシック様式の回廊 回廊は美しいアズレージョで飾られています。 回廊は上に登ることもできました。上にも美しいアズレージョ。上から中庭を覗くこともできます。 多くの見どころを歩いて回れる小さな街です。 サン・ベント駅を起点に観光すると迷いません。 ポルトガルの遺跡に戻る イベリア半島の遺跡に戻る 参考文献 図説ポルトガルの歴史 金七紀男著 河出書房新社ふくろうの本 21世紀世界遺産の旅 小学館 るるぶ情報版ポルトガル JTBパブリッシング 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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