ダンブッラ 文化中央地帯のほぼ中央に位置するダンブッラ 小さな町に世界遺産の石窟寺院があります。 2011年5月訪問 写真は寺院外観
第1窟
涅槃仏の足の裏。とても綺麗です。 第2窟
石窟内に入ると、何体もの仏像が並び、頭上には大きな仏画が迫って来ます。 彩られた仏像と壁画が美しい。 天井には涅槃仏の壁画も見えます。 石窟内に仏塔が置かれ、その周囲を仏像が取り囲んでいました。 洞窟の壁際には多くの仏像がずらりと並んでいて、壮観。 面白いのは天井から湧水が湧いていること。 小川に見立て、泳ぐ魚が描かれています。 天井からの湧水は聖水とされ、壺に集められ、儀式に用いられるそうです。 天井画を頑張って撮ってみました。 右は菩提樹の下に座る釈迦、右手で地を指し、悪魔たちを追い払っています。 天井画は岩肌の凸凹に沿って描かれていることから布が張ってあると誤解する人もいるとか。 仏画は色褪せると描き変えられるので、古い時代のものは全く残っていません。 現在、見ることができるのは18世紀の壁画ということでした。 大きな仏画だけでなく繊細な仏画も見逃せません。 これはお釈迦様の生涯を描いたもの。 第3窟 第3窟はマハー・アルト・ヴィハーラ(偉大なる新しき寺院)と呼ばれます。
左は涅槃仏。右の写真の右から3つ目の立像は王様の像。 第4窟
他に20世紀に造られた第5窟もあるのですが、閉まっていて見ることができませんでした。 石窟寺院から出たら、元気のいい子供たち。 先生と一緒にお勉強に来ているのだそうです。 実はダンブッラの石窟は山の上にあり、結構急な坂を登らないといけません。 (途中、シギリヤ・ロックも見えます) 行きは少しでも楽をしようと途中までオートリキシャで行って、横道から坂を上ったのですが 帰りは本来の道を歩いて降りることになりました。 降りてびっくり。 これが、本来のダンブッラ石窟の入口であるゴールデンテンプル ふざげた娯楽施設ではありません。 大真面目なお寺で、有名な高僧がいらっしゃるそうです。 後ろには僧の人形が行列しているし、スリランカの美意識はよく分からない・・・。 正面に廻ると確かに「GOLDEN TEMPLE」の看板が・・・。 大仏に睨まれているみたいな、怪物におちょくられているような・・ 私の信心が足りないせいでしょうかね。 世界遺産の石窟は雰囲気のある場所だったのですが 正直、最後のゴールデンテンプルの印象が強烈過ぎる・・・。 スリランカの遺跡に戻る 南アジアの遺跡に戻る 参考文献 スリランカ日本語版(BONECHI) 世界遺産を旅する8(近畿日本ツーリスト) 21世紀世界遺産の旅(小学館) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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