アジナ・テパ タジキスタン南西部にあるアジナ・テパ タジキスタンに残る数少ない仏教遺跡のひとつです。 巨大な涅槃仏で有名。 2015年9月訪問 写真は国立古代博物館に展示されている全長約13mの涅槃仏
農村を流れる小さな運河の向こうが遺跡です。 小さな橋を通って遺跡に向かいます。 遺跡入口。日干し煉瓦の大きな壁のようなものがありました。 上の写真の壁の横を抜けて遺跡に入りましたが、正直、何がなんだか分かりません。
まずは主ストゥーパから見学 小高い丘のようです。 ストゥーパの直径は約25m、高さは7〜8mあったと考えられています。 このストゥーパ、登れます。恐れ多いですが、やはり登れると聞くと登ってしまいます。 ストゥーパの上から僧院方向をみたところ 中庭を囲む形に壁があるのが分かります。 手前は塔院の壁。細い通路もあったようです。 ストゥーパの上から涅槃仏が発見された場所も撮ってみました。 この後、涅槃仏が発見された場所にも近寄って覗いて見ましたが何もありませんでした。 遺跡はラクダ草が生い茂り、歩くと痛い。おまけに蜂もたくさんいます。 自由時間に僧院部分を散策してみました。
僧院、内陣・礼拝所からストゥーパ方向を見たところ 僧院の僧坊部分にも幾つもの壁龕が残ります。 かっては仏像が置かれていたんでしょうか。 この後、遺跡管理人のお宅でお茶をごちそうになりました。 国立古代博物館 アジナ・テパからの出土品は首都ドゥシャンベの国立古代博物館に展示されています。 なんといっても最大の見どころは全長約13mの涅槃仏
博物館には発見当時の写真も展示されていました。 この角度から見ると、大きさが際立ちますね。
遺跡から発見された奉献ストゥーパも展示されていました。 上部が失われているのが残念
タジキスタンの遺跡に戻る シルクロードの遺跡に戻る 参考文献 興亡の世界史05 シルクロードと唐帝国(森安孝夫著・講談社) 中央アジアの歴史 新書東洋史(間野英ニ著・講談社現代新書) 文明の十字路 中央アジアの歴史(岩村忍著・講談社学術文庫) 玄奘三蔵、シルクロードを行く(前田耕作著・岩波新書) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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