イスタラフシャン トルキスタン山脈の北麓に位置するイスタラフシャン 街の歴史は2500年以上 タジキスタンでも有数の古い街です。 2015年9月訪問 ムグ・テパから見たイスタラフシャンの街とトルキスタン山脈
ムグ・テパ ムグ・テパは街を見下ろす丘の上にある砦跡。
再建された砦の裏に昔の砦の跡が残っています。 建物の壁らしきものが残りますが、正直保存状態は良くありません。
クックグンバース・モスク
何とも言えない、あったかい雰囲気の場所です。 職人街 イスタラフシャンはナイフで有名
バザール 職人街と道を挟んで向かい側はバザールになってます。 バザールではパンや果実・・・様々な物が売られています。
大賑わいのバザール。 ブンジカット(カライ・カフカハ) 市内見学の後、車に乗ってブンジカット遺跡へ。 水の枯れた川に車で入り、しばらく走ったら、こんな丘の下に出ました。
足場が悪い中、一番高いところまで登ると、そこはかっての王宮跡。 戦時には要塞ともされました。なんとなく廊下と左右の壁というのは分かります。 この王宮からはローマの建国神話、ロムルスとレムスの壁画が見つかっています。 残念ながらエルミタージュに運ばれてしまったそうですが。 見下ろすと、かっての城壁の跡のようなものが見えました。 ソグド人は街を城壁で囲む城郭都市に暮らしていました。 遺跡に来る途中通った川に面した場所には、物見の塔の跡も残っています。 川沿いに街を築いたんでしょうね。 王宮からは広大な居住区(シャフリスタン)が見下ろせますが 正直、日干し煉瓦で造られた街は、ほとんど何も残っていません・・・ かっての姿を想像するのは難しい・・・
自由時間に拝火教寺院の近くまで行ってみました。 立派な建物だったことは想像が付きますが、正直、良く分かりません。後ろは物見の塔? ロムルスとレムスの壁画、どんなものだったんでしょうか。 そんなことを話してたら、良いものがあるよ、と言って連れて行ってくれたのがこれ。 道沿いに建ってます・・・ 町おこしのために作ったんだそうですが・・・ う〜〜ん。 エルミタージュに行ってもロムルスとレムスの壁画が見えるか分からないね、とか話していたら 後に訪れた首都ドウシャンべの国立古代博物館にひっそりとレプリカが展示されていました。
ブンジカット出土の美しい武人の壁画もありました。オリジナルです。 説明図があって分かりやすい。
人物をアップで撮ってみました。鎧が美しい。 あの遺跡から、こんな美しいものが発見されているなんて・・・ちょっと感激。 他にも幾つかブンジカット出土のオリジナルの壁画が展示されていました。
これらの壁画、実は日本との共同調査によるものです。日本頑張ってます。
トルキスタン山脈を越えて ザラフシャン川沿いに西へ行けばペンジケント・サマルカンド そのまま南に進みザラフシャン山脈を越えるとドゥシャンベです。 タジキスタンの遺跡に戻る シルクロードの遺跡に戻る 参考文献 興亡の世界史05 シルクロードと唐帝国(森安孝夫著・講談社) 中央アジアの歴史 新書東洋史(間野英ニ著・講談社現代新書) 文明の十字路 中央アジアの歴史(岩村忍著・講談社学術文庫) 玄奘三蔵、シルクロードを行く(前田耕作著・岩波新書) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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