ポタラ宮 標高3600mのラサに建つポタラ宮 チベットのシンボルであり、聖地でもあるポタラ宮は 世界最高所にある世界最大級の宮殿です 2010年5月訪問 写真は正面から見たポタラ宮と時計回りに巡礼をするチベット人の列。
文成公主の協力を得てティツン妃が建てたと言われるジョカン寺から見たポタラ宮
ポタラ宮広場 かってポタラ宮の前には宮殿に収める品々を造る村や大きな池があったといいますが 現在は全て撤去・埋め立てられて、革命を記念する広場とされています。 無粋な広場ですが、進むにつれてポタラ宮の美しい姿が現われます。 時計回りに巡礼をするチベットの人達の流れに逆らう形でポタラ宮正面へ。
一見シンプルな造りですが、良く見るとかなり複雑な造り。 山の上にどうやって、このような巨大な宮殿を建てたのでしょうか。 宮殿に続く階段が「之」の字型に造られているのも印象的。 門を通って中へ。 マルボリ(紅山)に建てられているだけあって、ゆるやかな登り道。 宮殿が近づくと、その巨大さに圧倒されます。 左下、頂上右端にある丸い建物は政治犯の牢獄だとか。防御も考えた造りのように見えます。 それにしても、この垂直感は凄い。 垂直のベルサイユとは、よく言ったものです。 山との境目が分からない。 まるで山と宮殿が一体化しているようです。 記念碑のようなものがありました(左下)。宮殿工事に事故がないように作った無字功というもの。 右下はポタラ宮の構造を説明するための模型?
ここで現地ガイドさんから、大変なお知らせ。
まずは右側の四天王の2人。日本の四天王とは随分違います。 白い肌で琵琶を奏でているのは持国天。青い肌で剣を持つのが増長天。 こちらは左側の2人。 赤い肌で仏塔を持つのが広目天。黄色い肌が多聞天。 独特の色使い。 凄い細部まで描きこまれています。 綺麗。
壁画を楽しんだ後、一生懸命階段を登ったら広場に出ました。 ここは東庭と呼ばれる場所。6階建ての建物が白宮です。 かってはこの広場で僧侶が踊り、それをダライ・ラマが上の黄金の窓から眺めたのだそうです。 白宮
白宮の装飾。非常に細かく、かつ、美しい。
紅宮
紅宮の観光終了。 外に出て、後は降りて行くだけです。 素晴らしかったけれど、主がいない宮殿と言うのはなんとも・・・ 主が亡命中だけに、余計考えてしまいます・・・。 降りる途中、紅宮の金の屋根が見えました(左下)。 ふと気づくと、何か可愛い飾りが・・・(右下)。 降りながら、ふと見ると・・・ 宮殿と山の接点と言うか・・・・ 山の斜面を利用して見事に建造物を建てているんですね。 山と一体化したような建物。チベット建築の凄さが分かります。 山から建物が生えてるみたい。 下に池が見えて来ました。 かってはポタラ宮の正面にも池があったそうです。 今では埋められてポタラ宮広場となっているとか。 すっかり降りて来ました。 マニ車がずらりと置いてあります。 これを回せば経文を1回読んだことになるそうです。 左のおばさん、手にもマニ車を持ってます。 ポタラ宮の近くにある仏塔 ラサ市内から見たポタラ宮 ポタラ宮の姿は市内の至る所から見ることができます。 下の写真はラサに到着した初日に車窓から見たポタラ宮。雨が降っていました。 夜のポタラ宮 私がラサに滞在中、不定期にポタラ宮のライトアップが行われていました。 もしかしたら、今日はライトアップされるかも、ということで出かけてみたところ・・・ 夕暮れのポタラ宮。綺麗すぎる。 ライトアップ始まっているのか・・・? ライトアップしてるみたいです。やった! 神々しいお姿 雲が切れました。闇に浮かび上がるポタラ宮。 しばらく堪能 主を無くしたポタラ宮ですが それでも、やっぱり素晴らしい。 見学できるのはごく一部ですが やっぱりポタラ宮はチベットのハイライトです。 夜の姿は本当に神々しかった。 空気薄いけど来て良かったと心底思いました。 チベット入口に戻る 参考文献 旅行人ノート・チベット(旅行人編集部) 地球の歩き方・チベット(ダイヤモンド社) 週刊世界遺産 bU2(講談社) 週刊中国悠遊紀行 bQ0(小学館) 世界遺産を旅する6(近畿日本ツーリスト) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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