マヤパン チチェン・イツァー衰退後に栄えたマヤパン いわばマヤ最後の大国です。 メリダからのツアーで訪れました。 2014年3月訪問 写真はククルカンのカスティージョと円形の神殿
遺跡の入口は北側にあって一番奥・南にカスティージョがあります。 狭い遺跡なので、カスティージョに登ると遺跡の全貌が分かります。 まずはカスティージョ頂上から遺跡入口方向(北)を見たところ。 カスティージョ前の広場を挟んで建つのが壁龕の神殿、右奥の屋根のあるのが漁師の神殿。 反時計回りに見てみます。 遺跡の北西方向。建物の基壇が幾つも残っています。奥に神殿? 遺跡西側。柱が並びます。チチェン・イツァーの千柱の回廊・市場に似ています。 南側。ほとんどジャングル。 東側。円形の神殿と、その右側に隣接する仮面の広場 北東部分。左の高いところの屋根があるのが漁師の神殿、右側の屋根の下にはレリーフ。
ククルカンのカスティージョ
階段の下にあっただろうククルカンの首はありませんでした(左下)が、 頂上に登るとククルカンの尻尾部分だったであろう柱が少し残っています(右下)。
壁画から更に裏(南)に廻ると、なんだこれは、というレリーフが屋根で保護されています。 どうやら古い時代の基壇みたいですが、奇妙な人物像が・・・ 人物部分を、ちょっと拡大してみます。
円形の神殿 入口から見てカスティージョの左(東)側に円形の神殿はあります。
仮面の広場 円形の神殿に隣接する南側が(チャーク神の)仮面の広場です。
チャーク神の仮面。右下の写真には長い鼻も写っています。 でもマヤパンはやっぱりちょっと違う。 チャーク神の仮面の広場には下の写真のような建造物があるのですが さて、中央の円柱のようなものは何でしょう?
広場の端からカスティージョと円形の神殿を見たところ。 カスティージョの横に木がありますが、そこに小さなセノーテがあります。 セノーテのそばで、いけにえの儀式をしたのでしょうか・・・。 王の広場 カスティージョの西側。仮面の神殿の反対側です。
壁龕の神殿 カスティージョに面して建つ壁龕の神殿
漁師の神殿 最後に入口近くの高台にある屋根の下を覗きました。 おお、ここは凄い。 ガイドさんは魚という。そんなことは見れば分かる。 他にワニ?人間? カラフルな魚と鮮やかなマヤブルーが見事。 これほど見事なのに、実は周囲を囲ってあって良く見えないんですよ。 むしろ見せまいとしている感じ。 隙間から写真を撮ってます。 小さな遺跡で見学時間は1時間ちょっと。 チチェン・イツァーの稚拙な模倣という評価をもっとも・・・と思う一方で トルテカの影響とマヤの懐古主義が入り混じる面白さもあります。 ただ、あんまり人が来ないせいかサービス精神が今一つ。 遺跡入口の地図はすっかり消えていたし、 壁画はもっと見せる工夫をして欲しい。 中米の遺跡に戻る 参考文献 マヤ文明(中公新書) 石田英一郎 著 古代マヤ王歴代誌(創元社) 中村誠一監修 古代マヤ・アステカ不可思議大全(草思社) 芝崎みゆき著 マヤ・アステカ遺跡へっぴり紀行(草思社) 芝崎みゆき著 基本的に現地ガイドさんの説明を元にしています。 建物の呼称等は芝崎みゆきさんの本を参考にしました。 |
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