新疆ウイグル自治区博物館 新疆ウイグル自治区の首府ウルムチ 自治区の歴史を学ぶのに最適な博物館があります。 自治区各地からの出土品やミイラが見どころ。 2015年5月訪問 写真は正面から見た博物館。大きくてモダン。 ![]() 博物館を入るとすぐに巨大な新疆ウイグル自治区の地図が置かれています。
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新疆ウイグル北部の出土品 アルタイ山脈沿いの出土品 墓の前に置かれたものだそうです。
モンゴル圏と関係がありそうですね。 展示品の多くはタリム盆地周辺の出土品でした。 例えば、展示室入ってすぐのところに置かれていた武士像とブーツ。 「西域」の特徴を示す展示品
「五星出東方利中国」(後漢) ![]() 見事な錦。 「五つの星が東方に出て中国を利する」という占星術の言葉が織られています。
トルファン、ベゼクリク千仏洞20窟の仏本変経図(写真展示)。 外国の探検隊に奪われた壁画です。 ![]() キジル千仏洞は青が、ベゼクリク千仏洞は赤が印象的。 他にもどこの壁画かメモし損なったのですが美しい壁画。オリジナルの展示です。 左は手が多い…千手菩薩??右は何かの説話でしょうか。
この博物館の圧巻はトルファン郊外のアスターナ古墳からの出土品でしょう。 アスターナ古墳は3世紀から8世紀にかけての墓地群。 壁画や副葬品から当時の人々の生活を知ることができます。 稚拙な壁画ですが、ラクダや馬など当時の生活が偲ばれます(写真展示)。 ![]() こちらは人々の風俗が分かります(写真展示)。 ![]() そして、凄い数の副葬品 ![]() 墓を守る守護神のようです。
副葬品には西域の香りがぷんぷんするものも多いです。
そうかと思えば、もろ唐風のものも・・・。
でも唐風の人物もズボン穿いて馬に乗っていたりします。 ![]() なんか、楽しそうw ミイラ室 博物館の2階には古代のミイラが展示されています。 この博物館は楼蘭の美女で有名なのですが・・・・
かってのオアシスの町の復元模型 ![]() 博物館はやっぱり楽しい。 見どころが多いので、じっくり見るには時間が必要。 シルクロードの遺跡に戻る 中国の遺跡に戻る ![]() 参考文献 玄奘三蔵 岩波新書 前嶋信次著 玄奘三蔵、シルクロードを行く 岩波新書 前田耕作著 シルクロード・新疆仏教美術 新疆大学出版社 新疆国寶録 新疆人民出版社漢文発行所 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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