イストラ半島 アドリア海北部 スロヴェニアやイタリアに近い半島 魅力的な町を巡りました。 2019年10月訪問 写真はプーラの円形闘技場 ![]() 。
旅の拠点はイストラ半島東部のオパティヤ。 19世紀からのリゾート地で多くのリゾートホテルがあります。 夕刻ホテルに着きました。明日1日かけて半島を巡ります。 ![]() 翌朝、日の出前のアドリア海 ![]() 朝、8時にホテルを出発。半島西岸を目指します。 ポレチュに着いたのは9時半ころでした。 ポレチュ(ポレッチ) 町の中心スロボタ広場と大聖堂 ![]()
このベネツィアの建物から先が旧市街 旧市街のメインロードはローマ帝国時代から続くデクマヌス通り ローマ帝国時代は町の東西を貫く通りをデクマヌス通りと名付けるのが一般的でした。
この町最大の見どころは世界遺産に登録されているエウフラシウス聖堂でしょう。 ビザンティン帝国の支配下にあった6世紀に建てられた聖堂でモザイクが素晴らしい。 デクマヌス通りを北に折れたところに聖堂はあります。
エウフラシウス聖堂については独立してまとめました。 → エウフラシウス聖堂 聖堂を見学した後、町を散策
港からはベネツィア行きのフェリーも出ているそうですが 小型ボートもたくさん。聞いてみたら釣り船なんだそうです。 ![]() ポレチュの町を出て南にあるロヴィニュの町へ。 途中、昼食に名物のトリュフ料理を食べました。 移動時間は車で1時間ほどでしょうか。 ロヴィニュ(ロヴィニ) ![]()
聖エウフェミアは女性殉教者 ![]()
教会の尖塔の上には聖エウフェミアの像が置かれ、ロヴュニュの町を見下ろしています。 聖エウフェミア教会を目指します。
バルビ門にも市庁舎にもベネツィアの象徴である翼のあるライオンのレリーフ
バルビ門から先が旧市街 旧市街は坂道が続きます。なんともお洒落な町です。
丘の上に建つ聖エウフェミア教会 ![]() 聖エウフェミア教会はイストラ半島で最も大きなバロック様式の教会(17世紀)です。 内部は意外とシンプルですが聖女を祀るだけあって、なんとも女性的な優美な雰囲気。 ![]()
車輪に轢かれた聖エウフェミアは車輪がシンボル 祭壇の像も、教会の尖塔上の像も車輪を持っています。
坂を下りて港に戻ります。 石畳の坂道は結構膝に来ます。 港には多くのボート。建物はカラフル。 ![]() 港近くの市場ではお土産用の瓶詰トリュフが並んでました。 ![]() 半島南端のプーラまで車で約1時間 プーラ バスを降りるとすぐに木立の間から円形闘技場が見えて来ました。 ![]()
プーラ最大の見どころは円形闘技場。
円形闘技場内部 ![]()
円形闘技場には小さな博物館もあります。 面白かったのが5世紀の地図。 ![]() 川のように見えるのが海。真ん中がイタリアで、その上がアドリア海とバルカン半島 イタリアの下は地中海で、一番下はアフリカ 昔の人にとって世界はこんな風に考えられていたのですね。 この知識で海に乗り出し、各地と交易していたのだから凄い。 イストラ半島付近 ![]() プーラの旧市街にはアウグストゥス神殿やセルギ門などローマの遺構が多いのですが 残念ながら自由時間がなくて見学できませんでした。 1日で3つの町を巡るというのは、ちょっと忙しすぎたかな。 数日かけて、ゆっくり半島を観光できたら最高でしょうね。 ホテルに戻る途中、日が沈みました。 写真は撮れなかったけど、海がピンク色に染まってました。 ![]() クロアチアの遺跡に戻る イタリアと周辺の遺跡に戻る ![]() 参考文献 21世紀世界遺産の旅 小学館 図説バルカンの歴史 芝宣弘著 ふくろうの本 河出書房新社 バルカンを知るための66章 芝宣弘著 明石書店 るるぶ クロアチア・スロヴェニア 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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