ハンピ 南インド・デカン高原の都市遺跡ハンピ。 14〜16世紀のヴィジャヤナガル王国の首都です。 最後のヒンズー教国の都は見どころ満載です。 2008年12月訪問 写真はヴィルパークシャ寺院の塔門
ガネーシャ(小)
ヘマクータの丘 ガネーシャのところから丘を登って行きます。 ヘマクータの丘と言い、ヘマとは黄金、クータは丘の意味。 古い門を通ると、拝殿が残っていました。レリーフの残る石も転がっています。
丘を進むとヴィルパークシャ寺院の全景と、その手前に古い寺院跡が見えてきました。
古い寺院に歴史的意味があるのは分かるのですが・・・ やはり、どうしても眼下に見えるヴィルパークシャ寺院に目が行ってしまいます・・・。 丘を降りて、いよいよヴィルパークシャ寺院に向かいます。 ヴィルパークシャ寺院 ヴィルパークシャ寺院はかなり大きな寺院で上からでないと全景は分かりません。 写真はヘマクータの丘から見たヴィルパークシャ寺院全景。 右に高さ52mの塔門(右下)、そこを進むとまた門があり、その先が本堂です(左下)。 寺院の先にはトウンガバトラー川が流れ、その更に先には岩山が広がります。
52mの塔門をくぐり進むと、やや小ぶりな塔門があります。この奥に本堂があります。 それにしても、凄い人の数。 奥に本堂が見えて来ました。 境内では人気の象さんが頭をなでてくれます(左下)。 象の頭に描かれている白い3本線はシヴァ信徒の印。 右下は綺麗なサリー姿の御一行。南インドではサリーを着ている女性がまだ多い気がします。 いよいよ本堂へ。 この寺院の2番目の特徴はヴィジャヤナガル様式の美しい柱です。 聖堂の前の拝殿には壁がなく、ホールに多くの柱が並びます。 柱の姿は様々に美しく、繊細なレリーフが彫られています。 この奥が聖堂です。さすがに写真撮影禁止でしたが、お布施をすると聖水をかけてもらえます。 柱に彫られているのは獅子と象を合わせたヤーリーという想像上の生き物。 聖堂入口にはシヴァ神とパンパー女神の結婚のレリーフが彫られていました(左下)。 天井にも美しい壁画が残っています(右下)。 出入り口の柱・天井・階段、全て繊細なレリーフで埋め尽くされています。 名残惜しいですが、まだまだハンピ観光は始まったばかり。 先を急ぎます。 ハンピバザールとナンディ ヴィルパークシャ寺院の前をまっすぐ進むとハンピバザール。
トゥンガバトラー川 遺跡のすぐそばを流れるトゥンガバトラー川を見ながら移動しました。 変わった形の渡し船です。 コダンダラーマ寺院 川のそばに「生きている寺院」がありました。14世紀にできた寺院だそうです。 スーレー・バザール 再び広い道に出ました。道の両側に建物の跡が残ります。
アチュタラヤ寺院
ガネーシャ(大)
クリシュナ寺院
地下神殿
ナラシンハ
リンガ堂
ハンピ観光は、ヴィジャヤナガル王国の最高傑作と言われるヴィッタラ寺院や王宮跡と、まだまだ続きます。 ハンピ ヴィッタラ寺院と王宮跡はこちら。 南アジアの遺跡に戻る 参考文献 ユネスコ世界遺産D(講談社) 世界遺産を旅する8(近畿日本ツーリスト) 21世紀世界遺産の旅(小学館) インド神話入門(新潮社とんぼの本) 現地ガイドさんの説明を基本にまとめています。 |
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