ホイサラ朝寺院 南インドのバンガロールからアラビア湾方面に向かう途中 小さな町や村にホイサラ王朝の寺院が残っています。 ホイサラ王朝は精緻な彫刻で有名。 2008年12月訪問 写真はホイサレーシュワラ寺院
ホイサレーシュワラ寺院 ハレービード村にあるホイサレーシュワラ寺院 寺院入口には細かく美しい彫刻が施されています。
基壇の上から撮ってみました。 寺院の変わった形と、壁面が彫刻で埋め尽くされているのが分かるかと思います。 この角度だと星形と言われる寺院の形が分かりやすいでしょうか。 それにしても、レリーフ凄い。 ヒンドゥーの神々の彫刻。凄い細かい彫り。 結構動きのあるレリーフが多い。 それにしても美しい・・・・。 美しい彫刻が次々と現れ、まるで美術館にいるような気分。 ヒンドゥーの異形の神々
海の怪物マカラ。流水の表現が素晴らしい。 基壇部分も手を抜いていません。動きのある象たちに注目。 前室入口付近の彫刻。見事なガネーシャ。 この寺院は内部も写真撮影が自由でした。
前室に向い合うナンディ堂 この寺院は同じ形の寺院2つから成ると説明したとおり、ナンディ堂も2つあります。 それぞれのナンディも良く似ているけど、ちょっと違う。 自由時間に周囲を散策してみました。公園みたいになってます。 ガネーシャ像(左下)やナンディ(下中央)だけでなく、ジャイナ教の像も(右下)。 近くには12世紀に建てられたジャイナ教寺院もあるそうです。 次はべルールという町を目指します。 ハレービードから車で40分ほどでした。 チェンナ・ケーシャヴァ寺院
チェンナ・ケーシャヴァ寺院も構造はホイサレーシュワラ寺院と同じ。 前室と聖室で構成されています。星形の構造なのも同じ。 前室入口。凄い細かなレリーフ。 アップで撮ってみました。 羽根があるみたい。ガルーダ?? それにしても、なんと繊細なレリーフなんでしょう。細かいなあ。 寺院の内部へ。 内陣の天井近くには美しい女性の姿。 妃の姿とも言われるそうです。髪を洗う姿の女性像もありました(左下)。 聖室入口のレリーフ。非常に繊細な彫りがびっしり。 柱も見逃せません。 中央柱には美しい女人像(左下)。ろくろを使ったような柱も見事(右下)。
他にも可愛い女神がたくさん。 踊ってたり、小鳥を愛でていたり。 太鼓を叩いたり、弓を構えたり、たくさんの女神たち。 女神だけで20枚くらい写真撮っちゃった。 女神の後ろの透かし彫りの細かさ・深さもため息ものです。 ホイサレーシュワラ寺院ほどの密度ではないのですが この寺院の壁にも見事なレリーフが残っています。動きのあるレリーフ。 壁のレリーフを少し遠くから撮ってみました。 自由時間に寺院内を散策。 小さなお堂がいくつかあります。 これは何かと思ったら(ちょっと驚いた)、お祭りで使うのだそうです。 今も人々が参拝する生きている寺院ならでは・・・ですね。 ホイサラ王朝のころからは随分と美意識が変わったようです。 沐浴場もありました。象のレリーフが(右下)かわいい。 寺院内では子供たちも遊んでいました。 いいなあ、こういう景色。 ホイサラ朝寺院・・・ 日本での知名度は限りなく低い・・・ですよね。 こんな美しい寺院なのに。 南インドの寺院は、もっと知られていいと思うんですが。 南アジアの遺跡に戻る 参考文献 地球の歩き方インド(ダイヤモンド社) ほとんど文献がありませんでした。 基本的に現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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