ローマ 永遠の都ローマ 長い歴史を持つ街は多くの顔を持ちますが 古代ローマをテーマに廻ってみました 2017年10月訪問 写真はコンスタンティヌスの凱旋門とコロッセオ ![]() 地下鉄コロッセオ駅を降りると目の前はコロッセオ。 コロッセオ周辺にはローマ帝国の威光を示す数多くの遺跡が残っています。 コロッセオ コロッセオがある限りローマも存在すると言われたコロッセオ。今日も健在です。 ![]()
コロッセオの地下には猛獣の檻や道具置場、人の移動のための通路などが造られていました。 ![]() コロッセオのすぐ脇にはコンスタンティヌスの凱旋門が建っています。 コンスタンティヌスの凱旋門 ![]()
コンスタンティヌスの凱旋門は美しい装飾でも有名。 色々な建造物から持ってきてしまったものだそうです。
実はコロッセオからは凱旋門が良く見下ろせます。 特に凱旋門の上の方のレリーフはコロッセオから見る方が細部まで良く分かります。 ![]() コロッセオを背に西をみたところ。手前に凱旋門。正面にフォロ・ロマーノ ![]() フォロ・ロマーノ コロッセオ側のフォロ・ロマーノ入口。奥に見えるのはティトウスの凱旋門。 右手手前に並ぶのはウェヌスとローマの神殿の列柱 ![]()
カンピドーリオの丘に建つ市庁舎から見たフォロ・ロマーノ ![]() 少し角度を変えて撮ってみました。 ![]()
観光ではセヴェルスの凱旋門近くにある入口から入りました。 中央広場まで進んで見えた景色。凱旋門や神殿の柱が残ります。その背後にある建物が市庁舎。 ![]() 市庁舎はローマ時代の公文書館(タブラリウム)の上に建っています。 市庁舎にあるアーチ型の窓からの景色が先ほど載せたフォロ・ロマーノの絶景。 ![]()
中央広場を挟む形でセヴェルスの凱旋門からの道とサトゥルスの神殿からの道が2本通っています。 セヴェルスの凱旋門に通じる道に面してフォロ北側にはエミリアのバジリカがありました。 ![]()
エミリアのバジリカを見ながらセヴェルスの門の近くに向かうと目に入る煉瓦造りの建物 元老院が決定を下すクーリアという建物で復元されたもの ![]() クーリアは床のモザイクが見事ということですが時間がなくて行けませんでした。 今度は中央広場の南側に行ってみます。
サトゥルヌス神殿に通じる聖なる道の南側にはユリウスのバジリカ カエサルが建てたバジリカですが、基壇の他は余り残っていません。 ![]() 次は中央広場の東側を見て回ります。 セヴェルスの凱旋門近くから撮ってみた中央広場東側。 ![]()
カストルとポルックス神殿 ![]()
パラティーノの丘を背にしたウェスタ神殿 ![]()
ウェスタの巫女の家 ![]()
ウェスタの巫女の家の背後にある巨大なアーチはマクセンティウスのバジリカ 312年、コンスタンティヌスはマクセンティウスを破り、翌313年にキリスト教を公認します。 ![]() ウェスタの巫女の家からフォロ北側を見たところ 左の立派な神殿はアントニヌスとファウスティーナの神殿、右の丸い建物はロムルス神殿 ![]()
フォロはローマの繁栄とともに次第に手狭になり、歴代皇帝は次々と自分のフォロを建設しました。 フォロ・ロマーノの北には歴代皇帝のフォロ(フォーリ・インペリアーリ)が並び、 そこを通る道はフォーリ・インペリアーリ通りと言います。 フォーリ・インペリアーリ通りのフォロ・ロマーノ入口付近から見たコロッセオ ![]() フォーリ・インペリアーリ通りに沿って、フォロ・ロマーノだけでなく多くの皇帝のフォロが並びます。 フォーリ・インペリアーリ アゥグストゥスのフォロ ![]()
カエサルのフォロ ![]()
トラヤヌス帝のフォロ ![]()
トラヤヌス帝のフォロと市場 ![]()
![]() フォーリ・インペリアーリ通りの先はヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂 カンピドーリオの丘に建つイタリア統一を記念する建物 ![]() フォロ・ロマーノやフォーリ・インペリアーノを散策していると目に入ってくる建物です。 カンピドーリオの丘は他にもカピトリー二美術館など見どころがたくさんあります。 カンピドーリオの丘は独立してまとめました。 パンテオンも見たくて少し離れた場所ですが足を伸ばしました。 パンテオン 現存するローマ建築の中で最も完全な姿を留めるパンテオン ![]()
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ハドリアヌス帝は独創的な建築物を築いたことで有名ですが・・・ 皇帝の代表的建築物と言えるかもしれません。 床は美しい大理石 ![]() 7つの壁龕と8つの小祭壇が設けられています。 かってはオリンポスの神々を祀った場所にキリスト教の祭壇が置かれています。 ![]() パンテオンにはラファエロ、ウンベルト1世、エマヌエール2世の墓もあります。
パンテオンはローマを代表する広場のひとつ、ナヴォーナ広場近くにあります。 ナヴォーナ広場 ![]() 四大河の噴水など見事な噴水で有名ですが、実は3世紀にドミティアヌス帝が建設した競技場の跡地 3万人を収容したとされる観客席部分に後世の建物が建ち並んでいます。 広場の中心・四大河の噴水のオベリスクはアッピア街道のマクセンティウスの競技場からの出土品
四大河の噴水 ![]() 広場の北にあるネプチューンの噴水 裏手の建物がカーブしているのは競技場のカーブの名残 ![]() ローマって、凄いなあ。 コロッセオは予約券を買っておくと長時間並ばないで入ることができます。 フォロ・ロマーノは正直駆け足の観光でした。 石一つにも歴史があったりするので、 じっくり見ようと思ったら丸一日でも足りないのかもしれません。 パラティーノの丘も行きたかったんですが見どころが閉まってたので諦めました。 パンテオンは少し離れた場所にありますが足を伸ばして良かった。 イタリア周辺の遺跡に戻る ![]() 参考文献 ローマ古代散歩 小森谷慶子・小森谷賢二著 新潮社 トンボの本 過去と現在 ローマ 日本語版(遺跡で購入) 基本的には現地ガイドさんの説明を元にまとめています。 |
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