ヴァレッタ マルタ共和国の首都ヴァレッタ オスマン帝国に対抗するため 聖ヨハネ騎士団が築いた要塞都市です。 2017年1月訪問 クルーズ船から見たヴァレッタの街 ヴァレッタの名は街を築いた聖ヨハネ騎士団長ジャン・パリソ・ドゥ・ラ・ヴァレッタに由来します。
ヴァレッタのアッパー・パラッカ・ガーデンから見たスリーシティーズ ヴァレッタのある半島に向いて指を二本突き出したような地形をしています。 この海で激しい戦いが繰り広げられました。 左がヴィットリオーザで騎士団が立て籠もった聖アンジェロ要塞。右がセングレア。 両者に挟まれた入り江の奥がコスピークワ ヴィットリオーザとセングレアの岬の先端を鎖で繋ぎ、オスマン軍の船の侵入を防いだそうです。 スリーシティーズのセングレア側から見たヴァレッタの街 半島ごと要塞化され、その中に街が築かれています。 オスマン帝国軍を破ったことでキリスト教国から多くの寄進がなされ、豪華な街となりました。 街全体が世界遺産となっています。
ヴァレッタは現在もマルタ共和国の首都です。 騎士団長の宮殿
ネプチューンの中庭の左側に兵器庫があります。ここは観光できました。 兵器庫
騎士団見習いの鎧
国立図書館とヴィクトリア公園
聖ヨハネ大聖堂
豪華な金銀と美しい天井画 天井画はフレスコ画ではなく石を削って油絵具で描いたもの 中央祭壇に寄って見たところ。アーチの下には騎士団の紋章であるマルタ十字 中央祭壇の地下にはヴァレッタ騎士団長などが眠っているそうです。
聖堂入口上の壁画は騎士団の精神を表わすもの
油絵で描かれた天井画も美しい。聖ヨハネの生涯が描かれているそうです。 豪華絢爛なドーム 美しい床は大理石でできた騎士団員の墓。
イタリアの礼拝所 守護聖人は聖カタリナ 右のカラハ騎士団長の墓では天使がターバンを踏み付けています。 アラゴンの礼拝所 守護聖人は白い馬に乗る聖ゲオルギオス 左手にある黄金の胸像はコットリーネ騎士団長の墓 彼の時代から聖堂が派手になったのだそうです 8つもあるので途中からどこがどこだか分からなくなってしまいました。 しかし、いずれも綺麗です。 聖ヨハネ大聖堂美術館 大聖堂の中には美術館もあります。写真撮影厳禁なので絵葉書で紹介。 見どころは、何と言ってもカラヴァッジオの「聖ヨハネの斬首」と「聖ヒエロニムス」。
聖ヨハネの斬首
聖ヨハネの斬首と向かい合う形で、もう一つ、絵が展示されています。 聖ヒエロニムス
国立考古学博物館 マルタ共和国各地の巨石神殿等からの出土品が展示されていて 遺跡好き・歴史好きには必見の場所
巨石神殿からの出土品はこちらに神殿の紹介と一緒にまとめました。 ヴァレッタの街並み 歴史のある街だけに、街歩きをしていると色々な建物が目に付きます。
アッパー・バラッカ・ガーデン
聖エルモ砦方向 対岸のスリーシティーズ 騎士団長の宮殿が観光できなかったのは残念でしたが 聖ヨハネ大聖堂は見事でした。 考古学博物館も必見。 そして、素晴らしいスリーシティーズの眺め。 ヴァレッタの街は海からの攻撃に備えて造られた街なので クルーズで海からも見るのがおススメです。 マルタの遺跡に戻る イタリアと周辺の遺跡に戻る 参考文献 日本語版マルタ諸島 Miller Distributours Limited 基本的には現地ガイドさんの説明に基づいてまとめています。 |
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