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ドラゴンのワカ
トルヒーヨ郊外にあるドラゴンのワカ
チムー時代のワカで、虹のワカとも言われます。
2011年9月に訪れました。
写真はワカのレリーフ
ドラゴンのワカはチムー時代(12世紀〜15世紀後半)に築かれたワカです。ドラゴンという名前がついていますが、これはチムー時代の人たちが言っていたわけではなく、発見者が上の写真のような壁画を見てドラゴンだと思ったから。2体のモンスターが向き合う上に虹のようなものが描かれ、その両端に顔があります。これをドラゴンと思ったのだそうです。虹のようなものが描かれていることから虹のワカとも言われます。
このワカはそれほど大きなものではありませんが、下の写真のように同じレリーフが繰り返し描かれていて、なかなか美しいものです。 |
それでは何が彫られているのかといっても、もちろん結論は出ていないのですが、モチェの時代から続く世界観を表しているのではないか、雨乞いの儀式を表しているのではないかという説があるそうです。そういえば、シカンの博物館で双頭のモンスターに似た壁画を見た気がします。
双頭のモンスターの頭の下には人物像が描かれています。モンスターに食べられようとしているのだとの説もあるそうです。この人物以外はほとんど半人半獣のモンスターですね。ジャガーやヘビが描かれているとも言われているそうですが、正直、不思議な絵柄です。 |
このワカは2段の基壇からなっており、上に登ることができます。チムーに先立つモチェ・シカンでも階段は見られませんでしたが(月のワカに唯一階段が見つかってはいますが)、ここも階段はなく、スロープを登ります。 |
実際に登ってみると、かなり急なスロープでした。
階段を嫌ったのには何か理由があるのでしょうか。
結構、コワイです。
階段の方がよっぽど楽なのに・・・。
ワカの上は平坦な空間でした。
頂上では、なんらかの儀式を行ったと考えられているようです。
頂上から下をのぞくと、写真のとおり。
部屋がいくつもあります。
この下の部屋がなんだったかについても説が分かれていて、
倉庫だったという説もあれば、薬草を育てていたのだ、という説もあるようです。
倉庫だとしても、どうやって物を出し入れしていたんでしょう?
下の部屋に通じる通路とかは見当たらないんですが・・
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ドラゴンのワカはトルヒーヨ中心部から車で15分ほど。
ペルー第3の都市と言うトルヒーヨの旧市街も見て廻りました。
トルヒーヨ・アルマス広場
トルヒーヨというのは征服者ピサロの故郷の名前。1533年にインカ皇帝アタワルパを処刑したピサロは、それから間もない1536年に、この街の建設を始めます。街の中心に広場を置き、その周囲に教会や官邸を建てるというスペイン植民地に共通する街造りです。街の中心アルマス広場は今では市民の憩いの場になっていて、その周囲にコロニアル風の建物が並んでいました。 |
黄色いカテドラルを始め、色鮮やかな建物が並びます。白のアクセントが綺麗。
なんとも綺麗な街並みです。
広場に面して、南米の独立運動の指導者シモン・ボリバールの滞在した建物も残されていました。 |
トルヒーヨは海に面した街でもあります。
有名なのがトトラ舟。
インカの時代から続く葦舟です。ビーチに並んでいました。
チップを出すと海に漕ぎ出してくれるようです。
ドラゴンのワカは、よく分からないけれど、美しいな
・・・・というのが正直な感想です。
トルヒーヨの街は遺跡へのアクセスも楽。
シーフードもおいしい。
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何もないといっていいほど資料がありません。
現地ガイドさんの説明に基づいています。
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