テオティワカン メキシコシティから50キロほど北東に位置するテオティワカン アステカ人の言葉で「神々の都」を意味します。 古代メソアメリカの超大国なのに詳しいことはほとんどわかっていません。 2003年1月、2004年8月、2014年3月訪問
下の写真は死者の大通りの南端、シウダデーラ(城壁)前から見た月のピラミッドと太陽のピラミッド 遺跡を貫く大きな道の突き当りが月のピラミッド。右側が太陽のピラミッドです。 死者の大通りも実に広い。 広大なテオティワカンの観光は南端のシウダデーラか北端の月のピラミッドから始めることが多いようです。 2014年はシウダデーラから観光は始まりました。 シウダデーラ(城壁) 遺跡入口から入ると、左下のように低い壁のような建造物が並んでいます。 そこを登ると、右下のような広い空間に出ます。この一角がシウダデーラ(城壁)。
シウダデーラ内から見たケツァルコアトルの神殿。 う〜〜ん。完全に逆光になっている。少し加工しました。 手前に基壇があって多くの人が登ってますが、ケツァルコアトルの神殿はその奥。 正確にいうと、この基壇の奥の建物に登ってケツァルコアトルの神殿を見学します。 ケツァルコアトルの神殿
ケツァルコアトルと丸メガネの間に白く見えるのは貝のレリーフ。貝は水のシンボル。 よく見ると基壇の下にも羽毛のあるヘビのレリーフが彫られています。 これも、羽毛のあるヘビ、ケツァルコアトルでしょう。 ヘビの顔がよく分かるかと思って撮ってみました。
ツアーではシウダデーラから月のピラミッド近くの駐車場まで車で移動しました。 なんせ広い遺跡ですから。5分以上かかったんじゃないかな。 月のピラミッド近くの駐車場で降りて進むと下の写真のような景色が見えて来ました。 あれ、昔はこんなだったかなあ。 どうやら10年の間に発掘・修復が進んだようです。 左下の写真、上はケツァルパパロトルの神殿、下はジャガーの宮殿。 右下はその手前の住居跡。大規模に修復・復元されていました。 住居跡を通ってジャガーの宮殿へ。 ジャガーの宮殿
ジャガーの宮殿には他にもこんな壁画がありました。 かわいいジャガーと思ったら、単なるジャガーの絵ではなさそうです。 左下のような解説図がありました。確かに良く見るとジャガーの下に人の手があります。 ジャガーの仮面??ジャガーと人間が合体??? 地下神殿(羽毛のある貝の神殿)
ちょっと角度を変えて撮ってみました。 この神殿、埋もれていたものを公開しているので結構狭い。 アップで撮ってみました。 オウム?の表情が豊かで面白い。おそらく雨乞いに関係しているのだと思います。 ケツァルパパロトルの宮殿
中庭を囲む列柱にケツァルパパロトルが彫られています。屋根飾りも綺麗。
左は横を向いたケツァルパパロトル、右は正面。ちょっと愛嬌がありますね。
中庭以外も復元・修復が進んでいました。 左下 柱の上には木材を渡して天井を造っていたようです。抽象的な壁画も残ってます。 右下 月のピラミッド側を向く宮殿入口。 月のピラミッド ケツァルパパロトル宮殿から広場に出ると、目の前に月のピラミッド。 凄い存在感です。
ピラミッドの前にはタルータブレロ様式の基壇が幾つも並びます。 なんとも、かっこいい・・・・。 月のピラミッド頂上から見下ろした月の広場(2003年)
月のピラミッド周辺の全体像を見たければ太陽のピラミッドにも登るべきでしょう。 太陽のピラミッドから見た月のピラミッドと月の広場
第17号基壇の壁画
太陽のピラミッド
太陽のピラミッドからは周囲の建築群も見下ろせます。 かっては多くの建造物が建ち並んでいたのが分かります。 テオティワカンはメソアメリカ各地の人々が暮らす国際都市でもありました。
名残惜しいですが、土産物屋の立ち並ぶ道を通って駐車場に向います。
テオティワカンの博物館を見る 中米の遺跡に戻る 参考文献 世界の神話百科 アメリカ編(原書房 D・M・ジョーンズ/B・L・モリノー著) 古代マヤ王歴代誌(創元社 サイモン・マーティン/ニコライ・グルーベ著 中村誠一監修) 古代マヤ・アステカ不可思議大全(草思社 芝崎みゆき著) 図説古代マヤ文明(河出書房新書ふくろうの本 寺崎秀一郎著) 沈黙の古代遺跡 マヤ・インカ文明の謎(講談社+α文庫 増田義郎監修) 黄金帝国の謎(文春文庫ビジュアル版 森本哲郎編) 埋もれた古代文明の謎(東京書籍 吉村作治監修) 世界遺産を旅する11(近畿日本ツーリスト 長谷川悦夫監修) 参考論文 11EBのEntorada−AD378のティカルの政変−(佐藤孝裕) |
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