カピラヴァストゥ 釈迦族の都カピラヴァストゥ お釈迦様がシッダールタ王子として過ごした地 ネパール説とインド説、2つの場所を訪れました。 2012年12月、2013年1月訪問 写真はネパール・ティラウラコットの王宮跡 ![]()
ティラウラコット(ネパール説) ルンビニから西へ約25キロ。ネパール説でカピラヴァストゥとされるティラウラコットの遺跡入口です。 この地をカピラスヴァストゥとする看板が立っていました。 ![]()
西門 遺跡入口を入ってすぐに西門があります。 ここはカピラスヴァストゥと外を分かつ西の城門があった場所です。 ![]()
王宮跡 西門から少し歩くと「複合建築物」に出ます。 ![]() ここは王宮だったと考えられています。
この王宮跡にほど近い場所にヒンズー寺院がありました。
東門 王宮跡から東門までは少し歩きました。 ここは西門より保存状態が良いように思えます。 ![]()
![]() 東門からは城壁がずっと伸びています。
城壁に沿って北上したら、池がありました。 昔からある池だそうです。シッダールタ王子が暮らしたころにもあった池なのでしょうか・・・。 ![]() 池のそばから城外に出て、のどかな村を歩きました。 10分くらいして見えていたのが2つのストゥーパ。 大きい方が父スッドーダナ王、小さい方が母マーヤー夫人のストゥーパと言われています。 ![]()
帰り道で見えたカピラヴァストゥ ![]() クダン ルンビニとティラウラコットの間にクダンという遺跡があります。 実際には、まず、ここから訪れました。朝の霧が深い。
寺院には所々、昔のレリーフが残っています(左下)。 隣接して建つ寺院(下中央)と、遺跡入口付近にある後に建てられたヒンズー寺院(右下)。
ニグリハワ
サガルハワ 川のようにも見えますが、ルングサガルという湖です。 のどかな風景ですが、実は、ここで釈迦族の大虐殺が行われました。 ![]()
また瑠璃王のコーサラ国も、結局はマガダ国に滅ぼされることとなります。 なんというか、はかないですね。 色々考えながらホテルに戻ったら、孔雀が出迎えてくれました。 ピプラハワ インドでカピラヴァストゥとされるのがピプラハワです。 ルンビニから約15キロ。入り口には発見された舎利壺の写真がありました(左下)。 ここに「聖なる仏舎利。釈迦族の仏舎利」と刻まれていたわけです。 遺跡には大きなストゥーパとそれを囲む形での僧院跡が並びます。
ガンワリア
カピラヴァストゥの場所についてはネパール説に勝負があった印象。 ネパールのティラウラコットの周辺はお釈迦様に関連する見どころも多いです。 生誕の地(ルンビニ) 成道の地(ブッダ・ガヤー) 初転法輪(サールナート) 伝道の地・王舎城(ラジギール) 大学(ナーランダ) 伝道の地・祇園精舎・舎衛城(サヘート・マヘート)と奇跡の地(サンカーシャ) 釈尊最後の旅(ヴァイシャーリー〜クシナガラ) 南アジアの遺跡に戻る ![]() 参考文献 「仏陀誕生の地 ルンビニは招く」(パサンダ・ビダリ著) ルンビニの法華ホテルで買った本です。非常に参考になりました。 「ブッダの生涯」(新潮社とんぼの本 小林正典・三友量順著) 「ブッダの生涯」(創元社「知の再発見」双書 ジャン・ボワスリエ著) 「原始仏教」(NHKブックス 中村元著) 「原始仏典」(ちくま学芸文庫 中村元著) 「『ブッダの肉声』に生き方を問う」(小学館101新書 中野東禅著) 基本的には添乗員さんの説明を元にまとめています。 |
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