ルンビニ お釈迦様がお生まれになったルンビニ園 かっての王宮の庭園はインドとの国境にほど近いネパールにあります。 生誕の地として四大仏跡の一つとされ、世界遺産にもなっています。 2012年12月訪問 写真は母であるマーヤー夫人を祀るマヤデヴィ堂とアショカ柱
聖なる庭園の入口で靴を脱ぎ、靴を預けて中に入ります。 大きな建物がマヤデヴィ堂。堂の右、道の正面にはアショカ王柱。 インドの観光地の多くはゴミが散乱していますが、ここはゴミひとつ落ちていません。 どうやら仏教徒が常に掃除をして清浄な状態を保っているようです。 チベットの人たちが捧げた色とりどりの祈りの旗で遺跡は飾られています。 マヤデヴィ堂の前にアショーカの木が植えられていました。
アショカ石柱(左下) アショカ石柱というと4匹の獅子が乗る姿が教科書などでお馴染みですが、 ここの柱の上には馬が彫られていたそうです。蓮華の部分が残っていました(右下)。 アショカ石柱の周囲は座って祈りを捧げる人や記念撮影の人たちで賑わっていました。
マヤデヴィ堂のすぐ脇にはマーヤー夫人が出産前に沐浴をした池があります。
池の反対側の木の下では各国の僧侶が祈りを捧げていました。 よそ見している人もいるけど、そこは御愛嬌。 木の下には小さな涅槃仏が置かれていました(左下)。 池を挟んで見たマヤデヴィ堂とアショカ石柱(右下)。 自由時間に少し散策してみました。 池の周囲には多くの奉納塔や僧院の跡が残っています。 ラマグラマのストゥーパ
夕闇の中のラマグラマのストゥーパ ストゥーパの上の木は菩提樹・パッカル・カルマ・ガジュマルという4つの木が合体したもの。 四大仏跡(生誕・成道・初転法輪・入滅)はお釈迦様自身がアーナンダに語ったことに由来します。 私はこの生誕の地ではお釈迦様より母マーヤー夫人に気持ちが動きました。 シッダールタ王子誕生後、僅か7日で亡くなったマーヤー夫人の気持ちはどんなものだったのでしょう。 故郷(カピラヴァストゥ) 成道の地(ブッダ・ガヤー) 初転法輪(サールナート) 伝道の地・王舎城(ラジギール) 大学(ナーランダ) 伝道の地・祇園精舎・舎衛城(サヘート・マヘート)と奇跡の地(サンカーシャ) 釈尊最後の旅(ヴァイシャーリー〜クシナガラ) 南アジアの遺跡に戻る 参考文献 「仏陀誕生の地 ルンビニは招く」(パサンダ・ビダリ著) ルンビニの法華ホテルで買った本です。非常に参考になりました。 「ブッダの生涯」(新潮社とんぼの本 小林正典・三友量順著) 「ブッダの生涯」(創元社「知の再発見」双書 ジャン・ボワスリエ著) 「原始仏教」(NHKブックス 中村元著) 「原始仏典」(ちくま学芸文庫 中村元著) 「『ブッダの肉声』に生き方を問う」(小学館101新書 中野東禅著) 基本的には添乗員さんの説明を元にまとめています。 |
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